虫除けスプレー(忌避剤)を詳しく解説!
こんにちは
ここでは、『食生活』や『生活習慣病』など、健康になるために知っておきたい事について書いていきます。
みなさんの暮らしに少しでも参考になれば嬉しいです☺️
暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?
バーベキューやキャンプの計画を立てている人もいるかと思います!
そこで気になるのが、、、
『蚊』ですよね?
本日は、番外編!
『虫除けスプレー』です。
蚊が媒介する感染症や虫除けスプレーの成分など、健康情報を絡めつつ、お話していきます!
はじめに
忌避剤とは、蚊(衛生害虫)が人に取り付いて血を吸うのを防ぐための薬です。
一般的に「虫除けスプレー」と呼ばれている物です。
もし、蚊に血を吸われてしまうと、痒いだけでなく、病原細菌に感染症してしまうリスクもあります。
感染症を防ぐために忌避剤は使われます。
・蚊が媒介する感染症
日本脳炎
コガタアカイエカによって媒介され、日本脳炎ウイルスによって起こる感染症です。
突然の高熱、頭痛や嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺などの神経系の障害を引き起こします。
※ワクチン摂取で罹患リスクを大きく減らせます
マラリア
ハマダラカが生息する熱帯や亜熱帯地域でみられる感染症です。
発熱発作、貧血、肝脾腫を主な特徴としています。
日本では、ほとんどが海外からの輸入例です。
黄熱
サル及びヒトを宿主としたウイルス性出血熱です。
ヒトには蚊を媒介して感染します。
発熱、頭痛、嘔吐などの症状が現れ、死に至ることもあります。
日本では発生したことはありませんが、アフリカや南アメリカの亜熱帯地域で、局地的ながら流行がみられます。
黄熱に感染する危険がある地域に入国する前に黄熱の予防接種が推奨されています。
デング熱
ネッタイシマカが生息する東南アジアや南米などで多くみられる感染症です。
日本国内ではヒトスジシマカにより感染した例があります。
発熱、全身の疼痛、発疹、出血疹などが主な症状です。
厚生労働省は、蚊の多い場所では、肌の露出を控え、虫除け剤の使用をするなどの注意を促しています。
・虫除けスプレーの主な成分
配合成分は主に「ディート」「イカリジン」の2種類です。
ディート
世界で最も広く使われている成分です。
日本でも約60年前から使われています。
しかし、生後6ヶ月未満の乳児への使用を避けることとされています。
また、生後6ヶ月から12歳までの小児については、顔面への使用を避け、1日の使用限度を守る必要があります。
イカリジン
日本では2015年に承認された成分です。
日本での歴史は浅いですが、1980年代にドイツで開発されてから50カ国以上で使われていて、世界的には実績があります。
こちらは、子どもに対する使用制限はありません。
その他にも、虫が嫌う臭いを配合した天然成分の商品もあります。
ディートやイカリジンが配合されてない場合は「医薬品」や「医薬部外品」ではないので、ご注意を!
⚠️注意⚠️
忌避剤は、吸血するのを防ぐための製剤です。
痒みを和らげたり、腫れを鎮める効果はありません。
さいごに
本日は忌避剤についてでした。
いかがでしたか?
参考にして頂けたら嬉しいです☺️
それでは、楽しい夏をお過ごしください☀