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新卒が会社の評価制度を調べて思ったこと

先日、役員の方と面談を行いました。経営陣の方とお給料をはじめ思っていることなど、いろいろなことをお話しする場です。といっても、一人5〜10分程度のシンプルな面談です。
緊張しましたが、素直に自分が思っていることを言えたかなと思います。


ここで本題です。
みなさんのお給料って、どういった評価のもと決められていますか?

正直私は自分の給料がどういう過程で決められているのかよくわかっていません。この数字(給料)は、私のどこを見た上で、誰からの意見をどの程度取り入れた上での数字なのでしょうか。

気になりましたが、新人ということもあり、その場ではあまり深く聞いたりはしませんでした。

そもそも私は、評価における「普通」をよく知りません。まず、世の中にはどういう評価制度があるのか、ざっと調べてみました。

 評価制度について

調べてみると結構たくさんありました。今の時代にはこんなに評価制度の種類があります。

  • 目標管理制度(MBO)

  • 重要目標達成指標(KGI)

  • 重要成功要因(KSF)

  • 重要業績評価指標(KPI)

  • 目標管理指標(OKR)

  • コンテンピシー評価

  • 360度評価(多面評価)

  • 年次評価

  • ノーレイティング

  • 年俸宣言制度

  • 公開型評価(オープン主義評価)

私の言葉とイラストで上記を簡潔にまとめた記事はNotionに作ったので、お時間のある方はぜひ覗いてみてください!
▶︎「評価制度まとめ」Notionはこちら

時代と評価制度の相性

冒頭で「評価における”普通”をよく知らない」と言いましたが、調べてもわかりませんでした。きっと一般的な「普通」はなくて、その会社には何が合っているか、という基準なのかもしれません。

以下は調べているときに見つけた評価制度の傾向の流れです。

年功制>職能制>成果制>役割型(多角的に評価し、その人にあった報酬を渡す)

これに当てはめると、現在は役割型ということになりますね。

どんどん変わる時代に対応して、評価の制度も常に変化し、多様化しているようです。いつまでも古い評価制度を取り入れていると、今の時代にはうまく合わないかもしれません…。

「年功序列を、今の人たちは悪い感じで言うじゃないですか。あれだって、あの当時の産業構造と時代、その当時の人たちのメンタリティーからすると、成果主義なんて全然駄目だった。全然年功序列でいい。人口動態的にも、若い人の方が多いから年功序列にしておくのがよかった。一点だけを見てそれがいいか悪いかを判断するのではなくて、壮大な時間軸の中で見て、それがマッチしているか、なぜマッチしていないのかという見方をすることが大切。それが経営に非常に役立っている。」

「#10 アテネはどうすればスパルタに勝てたのか?頭脳が脳筋に負ける時」
/ 歴史を面白く学ぶコテンラジオ | COTEN INC.

最近よく聞いているお気に入りのラジオ番組「コテンラジオ」で、深井さんが上記のようにおっしゃっていました。とても参考になります。今に適用したらダメな考え方も、一定のその環境下においては上手く機能した時がもちろんあったわけです。

年功序列はダメなやり方ではなくて、当時にはぴったり合っていたんです。今のやり方をその時代に適用しても、恐らく社会はうまく回らなかったのだと思います。

評価制度は時代に応じて変化していきますが、それは当たり前であって、ちゃんと理にかなっているんですね!納得です。

Steve* inc. の現状

さて、他社の色々な制度について調べましたが、Steve* inc. はどんな制度を取り入れているのでしょうか?

一社員として勝手に予想するなら、一番近いのはノーレイティングかなと思いました。1on1面談を半年に数回行うことと、上司と部下の距離が近いことが例に挙げられます。最初にお話ししたように、経営のお三方 対 私、といった面談もあります。

ですが、ノーレイティングでは「数字や記号を使わないで、上司と部下の対話を重視する評価方法」とあるので、何をもって評価されているのか、あまりわかっていません。評価は見えすぎていても個人情報になるのであまり良くないし、非公開すぎてもよくありません。でもその間ってめちゃくちゃ難しいなと感じます。

(面談用のシートがあったりするのでしょうか?気になります…!)

評価の仕方が確立しているイメージがないSteve* inc. を○○型で表したとき、一体何が当てはまるのでしょうか。

年功制>職能制>成果制>役割型

意外と年功制と職能制の間くらいじゃないかなと予想しています。

ノーレイティングは面談によって給与を決めるので、役員の時間を大いに割くことになります。これからどんどん成長していくであろうSteve* inc. ...人数が増えたら、自ずと評価制度も変える必要が出てくるかもしれません。

印象も数字もそれぞれひとつの真実なので、例えば3つの軸を組み合わせてそのバランスを調整することで、少しでも公平に近づいて、みんなそれぞれの目標を決めやすい感じにすると良いのかも……。

/私の上司のつぶやきより

なるほど。確かに。既存の制度を複数組み合わせていくのも一つの手かもしれません!事実、そういう会社は多いようです。

さいごに

評価制度ってこんなにあったんだ…と子供のような感想になってしまいます。たくさん評価のやり方があると同時に、上に立つ頭のいい人たちも「人が人を評価する」ということはすごく難しいことで、日々試行錯誤しているんだなと改めて思います。

時代に応じて評価制度は日々多様化しています。
少し前までは年功序列だったり資格に見合った給料を払っていたわけですが、今の時代ではそれは少しイレギュラーな制度となりました。

その時その時代に合った制度が生まれていくものなので、これからもっと変わっていくと思います。私が30歳になる頃にはAIが評価する時代になっているかも…?!


ここまでお読みいただきありがとうございます。生意気ながら、まだ入社して一年も経っていない新卒が、会社の評価制度のついて考えてみる会でした。

4月でやっと入社1年になります!長かったようであっという間だったな〜
また別の話題を考えておきます。ありがとうございました!



■ 前回の記事「新卒が社内Wikiを作ってみる」はこちら


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