「小学生で輝き、中・高で人並みの選手になってしまった」 あなたは子どものことをそう思っていませんか？
ジュニアアスリート子育て塾 塾長 まつださちこです。
私のサポートはスポーツ栄養士のサポートとしては特殊なのかも知れません。
食事を調整して、競技成績に関してサポートするのは当たり前ですが、選手が人として成長することをサポートしています。
そのため、こんな選手やご家族を何組もサポートしています。
小学生で全国大会で優勝・上位入賞していたのに
今では全国大会に出場出来るか出来ないかの瀬戸際
小学生で輝かしい競技成績を出していれば、そのまま続くと思う方も多いでしょう。ですが、その方がほんの一握りです。逆に大きくなって、競技成績が伸び悩む選手の方が多いです。
競技成績が伸び悩むと、親御さんのサポートもヒートアップ。いろいろ聞いたりやったりしてもがんじがらめになり、なぜか最後の最後で私を尋ねてくるという図式ができあがります。
なぜ、私のところに先に来てくれないのでしょう？
少し寂しいのですが、それは仕方ありません。
その理由はこんなところでしょう。
私のところに最後の最後で保護者から連絡がくる理由を考えてみた
1．栄養士は食事だけ指導すると思われている
考えてみてください。
あなたがツラくなったとき、食事を食べたくなかったり、過食したりすることはありませんか？
食事は体に直結しますが、心にも繋がっているのです。
だから食事の状況から選手の心の状態がみえてくれば、糸口が見つかる可能性も高いのです。
そのような考えをしている私が、特殊な栄養士、特殊なスポーツ栄養士だと思います。このような考え方でサポートをしている栄養士は私が知っている限りでは本当に数えられる程度です。
2．未成年選手がネットなどで特定されないような情報公開の仕方をしている
私は選手をサポートしていますが、子どもの適切な成長を考えます。今はネット社会でもあり、個人情報を出せば出すだけ、いろいろ生活面に支障を来すことが多くなりました。
そうなると、本当ならされなくてもよい誹謗中傷にあう可能性があります。それが同じクラブ内かも知れませんし、他所かも知れません。
以前、私がサポートしているのを見聞きした、他の選手の保護者がサポート選手にこんなことを言っていたと聞きました。
「全国大会に出ない選手にお金掛けちゃって」
「どんなに頑張っても今のままじゃムリでしょ」
「あの人（私）のサポートで全国行けるの？」
最近、選手への誹謗中傷が話題になっていますが、ＳＮＳが盛んで無いときは、直接もしくは裏でこんな事が日常茶飯事でした。
そこからエスカレートして、その後、選手や私に対しての誹謗中傷になっていきました。でもサポート選手と私、そして親御さんの中ではサポートの目的が全国大会出場ではありませんでした。
そもそも目的が違うので、私はどう言われようと構いません。それよりも、選手を守り育てることを考えました。
大人として自分は私を信頼してくれる選手を守る義務があると思っているからです。
どんな気持ちで保護者がそんな事を言っていたかはわかりませんが、サポート選手はその後、全国大会に出場し、その先をみて成長してくれました。
3．プロ選手や日本代表をサポートしていないと思われている
競技をしていると輝かしい成績を残した選手の指導者にサポートしてもらいたいと思うのが、親心でしょう。そうなると、情報公開に制限をかけていれば私のような草の根運動の人は目立ちません。
でも、実績ではジュニア世代で日本記録出してる選手や世界大会の日本代表選手もいます。ボクシングはプロ選手をサポートしていたこともあります。
皆さんが探すのはネットなので、検索ワードをいくつか調べてみたら、こんな感じでした。
これじゃたどり着きませんよね（苦笑）
本当に最後の最後だと思った人が、たどり着くというのもわかる気がします。
自分のこどもの現在地を見失っていませんか？
話を戻します。
悩んでいる方はこんな状況になっていないでしょうか？
親子の会話がなりたたない
コーチとの関係性がうまくいっていない
やる気がおきないようにみえる
頑張りすぎていてどんどん体力も気力もおちている
こうなっているとサポートの仕方がずれてしまっていることがほとんどです。
親の理想のサポートが出来ている人ほど、迷路にはまっている、そんな気がします。
そして、昔が輝かしいと思っているので、現在の状況を「人並み」「人並み以下」と捉えてしまう親御さんも多く、非常に残念です。
あなたのお子さんは今
人並みでも、人並み以下でもありません。
それだけは、今、この記事を読んだ方に伝わったら嬉しいです。
次は今、子どもが伸び悩んでるいると思われる方に、少しでも光が見えることを記事でお伝えしようと思います。
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