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スポーツ栄養士の 脱!押し売りコミュニケーション

選手のパフォーマンス向上する栄養士のスタンスは、「主従関係」ではなく、「対等な関係である」こと

公認スポーツ栄養士の松田幸子です。

http://www.tw-consulting.jp/index7.html


前々回、前回と押し売りコミュニケーションについてお話してきました。


今日は、押し売りコミュニケーションの最終回

特にアスリート特性やスポーツ現場での、スポーツ栄養士としてのコミュニケーションについてお話します。

まず大学生アスリートに対する2つの研究をみてみましょう。

経験年数が長い選手ほど,「新たに力(技術)を試したい」,「もっと戦いたい」という闘争心の気持ちに大きく影響し,「勝ちたい」という自己実現の意欲に繋がっていることが考えられる

全国大会出場の分析結果から,出場経験有が出場経験 無に比べて,自己実現意欲,勝利意欲,自己コントロー ル能力,決断力,判断力の値が有意に高値を示した .

大学運動部に所属するアスリートの心理的特性に関する研究
-集団スポーツ競技種目の新入生男子選手による考察-
追手門学院大学 スポーツ研究センター 紀要 第5号

競技年数が長く,競技レベルが高く,両親群の方が,因子得点が高い結果

男性の方が闘争心・責任感が高く,女性の方が協調性が高い結果

大学運動部に所属するアスリートの心理的特性に関する研究
静岡大学教育学部研究報告. 人文・社会・自然科学篇


なんとなく、想像がつく考察だったと思います。

大学生で競技を続けているとなると、小さいときから継続して競技スポーツをしている選手が多いです。ここまでのレベルになると、食事を食べる事、また食事の必要性は理解している選手が多いでしょう。

でも、望ましい食事を、自ら出来る選手が、同数いるとは考えられません。そこで、私たちの栄養士の出番になります。そして、脱!押し売りコミュニケーションの威力が発揮されます。


スポーツ栄養士のスタンス

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