病院業務通達67 『今年の総括と来年への展望』
① 大掃除について
2000年を迎えるに相応しい清掃を確実に終了すること。
② 2000年問題対応について
全ての機器確認および緊急体制の確立は各部署から出されたマニュアルにしたがって行なうこと。 病院としての対応は各部署の責任において実施し、職員全員が確実に対処できるように自覚して行なうこと。 マニュアルは事務当直および日直が所持し把握しておくこと。
③ 207号室および208号室の利用について
将来的に夫婦、親子の老々介護が増えることを見越して、合法的な入院を行なうため準備したものである。相部屋として双方の患者様が承諾し、なおかつ管理者の病院長が許可した場合のみ2人部屋として使用できる。設備はベット以外一人分しか用意していないので注意を要する。 個室料は各3500円づつとなる。
④ 60畳対応の石油ストーブについて
増改築に応じて暖房が利かない場合は、使用できるので総務課〇〇まで管理職の者が申し込んでください。
⑤ 年末年始の業者対応について
業者一覧が総務課〇〇にあるので各部署は確認しておくこと。
⑥ 賞与査定委員会の運営について
奇数月の第2週に行ない曜日はその都度事前に幹部会で決定する。
課長・科長・師長で組織される委員会と理事長・病院長で組織される経営会議をあわせて評価査定を一人一人の職員に実施し、賞与対象期間の実績を客観的に査定する。 未来に対しての査定は決められた期間に退職予定があるかないかであり、ほとんどが対象期間の実績評価である。 職員全員の評価基準は、プロとして業務は出来て当たり前が基本であり、それ以上に高い次元の仕事が行なわれて、確実な実績が残せたかどうかで判断される。
⑦ 年内緊急総括会議の招集について
管理職は12月29日17:30 3階に集合してください。
⑧ 外来予約制度について
以前より懸案となっていた、外来予約制度を来年2月1日より一部実施しますので、看護部担当および事務担当者は至急委員会を組織して各部署集合の上システムづくりを行なってください。
来年10月1日より拡大運営が出来るよう目標を立ててください。
⑨ 事務当直者の業務手順遵守について
専従者以外の事務当直者による当直時の業務手順が、ばらばらになってきています。 玄関や廊下、駐車場の照明の点灯消灯はもとより、所在の通知、施鍵の確認範囲、見回りの時間と場所の範囲など勝手な方法で行なわれています。 〇〇課長を中心に全員集合して確認し、確実に統一した内容で実施してください。当直日誌のチェック項目もいい加減なものが見つかりました。
⑩ 増改築後の病棟について
平成12年1月1日より、職員の病棟における喫煙は全面禁止します。 ナースステーション内休憩室においても一切禁煙とします。
なぜ喫煙してはいけないのか、などとばかな質問はしないように!
ナースステーションのなかで煙草を吸っている看護師を見て、患者様がどのように感ずるか、サービス業の観点で考えればわかるはずである。
⑪ のり、画びょう、両面テープ、セロテープ、ガムテープ、ビニール テープ等のはりつけ禁止について
新棟はもとより、全病院内において汚くもあり、みっともないので上記のもので勝手に張ることを禁止します。多くの掲示板を設置しますのでかならず画鋲のみで張ってください。
⑫ 年頭朝礼 1月4日通常通り実施し、集合写真を直後に撮ります。
⑬ 第5月曜日 朝礼がありません。
⑭ 人事異動と業務割り当て 来年からは、全ての人事異動と業務割り当てを病院長より業務命令として発令します。
⑮ 人事異動の発令 訪問看護ステーションのローテーションを含む全ての人事異動の発令において、拒否した場合は、該当支給賞与において一切プラス査定を行ないません。査定においてはマイナスになります。
今年もいろいろなことがありました。
仕事は、職員同士の人と人の支えあいと励ましあいがあって出来ることが、ほとんどです。 甘えばかりで礼儀もない状態では、他人と他人が理解することなど不可能です。 狐と狸のだまし合いに似た、上辺のうそと本音の妬みでは人間関係を壊すばかりです。 不用意な一言が大きな波紋を呼び起こし、無責任な行動が職場を混乱に陥れたことは否めません。 今後はこのような無責任な発言や言動、行動を排除し、気持ちの良い職場にしたいものです。
職場を壊した認識がないということは大変恐ろしいことです。
無責任者は許さない厳しさを来年は徹底しましょう。
同じ過ちは二度許しません。こどもの職場じゃありませんから。
引き締まる思いを継続するためには、適度な緊張関係が必要です。