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Vol.32 ライトニングプレゼンからの振り返り

どうも怒りのプレゼンターという称号をいただきました「なんとか教員」です
内容としては、全く怒りの内容がないのですが、今までの自分ってどうだったかなって振り返るとぴったりな言葉が見つかったので、プレゼンさせていただきました。

1.新たな産業の紹介

 私はある業界におよそ10年ほど前から所属しております。
 特に兼業届は要りません。
 完全に教員の仕事とリンクしているからです。
 その産業の名前は
 隙間産業です。

 結構、辞典にも載るぐらいのメジャーな産業なんですけれど、みなさん知っていましたか?
 では、どんな業界で活動はどんなものなのか、私の例にのっとってお話ししたいと思います。

2.主な活動実績

 主な活動としましては、色んな隙間を埋めるのですが、リアルな隙間も埋めます。
 各教室のドアの縦付きが悪かったりするところや、机のガタガタの原因となる床との隙間も何回も埋めてきました。
 (そっちの隙間の話ではない?)

 まずは、転任してきた職員と今までいた職員との間にできてしまう隙間です。
 まずは、自分が転任してきた時のことを思い出して、疑問だったことと、今では納得できたことを先手でお話しします。その上で、より良い案を持ってきていれば今までの成り立ちと合わせて、今までいた職員とともに変えていけば良いし、そのままならばそのままで良いと割り切って隙間を埋めていました。
 「なんで」
を大切にしていくことがこの業界では大切なことです。

 次に、若手職員とベテラン職員の隙間です。
 それぞれの本人の問題もあることとは思いますが、主にベテランからアプローチしていました。ベテランの方からよくある
「今までは・・」「昔からこうで・・・」
というものは、正しいこともあるのですが、歩みを止めてしまう効果のある発言となってしまいます。
 学校、学年の方向性を「お伺いを立てる」のように先に提案や変更、また若手が頑張っていることを伝えて応援してくれるように頼みます。
 若手は、自分のやっていることが応援されるので、ベテランの方と話したり、コミュニケーションをとりやすくなりました。

他にも、行事ごとで、担当者と、各学年、各担任の間に出来てしまう「次どうすんの?決めてよ!」の隙間や、ICTの得意な人と、そうでない人の隙間を埋めていくことに当社としては介入しております。
 また、前回のプレゼンの内容にあった、研修が嫌いな教員の方々と研修の隙間をICTや研修運営という工夫をし、受けてよかったという変化を起こすことができました。

3.この隙間産業に向いている人

 先生方は教科と児童生徒の隙間を埋めることが生業で、それが得意な方が多いので、教員の方は基本的に全員向いています。
 ただ、さらに向いているのは
「自分の強みがわからない人」
です。
 自分の強みがわからない人は、がむしゃらに目の前のことをこなしていくタイプの人が多いです(完全推測)
 周りからは「なんでもできるね」「頑張っている〇〇さんだから頼むんだよ」
と言われることが多いと思います。
 そういう人は、視野を広く持って、いい意味で完全にするにはって考えることができる人です。だから、なんでもそつなくこなしているように映るし、実際にやってしまうのです。
その繰り返しで、様々な経験をしているので、隙間の埋め方も多様に知っているのです。

4.隙間を埋める際の注意点

 なんでも噛んでも埋めていいというものではありません。
 隙間にも種類があります。

<歯車型>
 二人の持つ力が噛み合っていない。その間に入って互いの力をより大きなものとする。または、空回りしている人に寄り添い、力が伝わるようにする。
<埋め立て型>
 それぞれの人が頑張って自分の範囲を行う場合、形が多様で、隙間(抜け)ができる箇所が出来てしまう。そのカバーリング的なポジションとしての動き。
<潤滑油型>
 関係性が滞ってしまう部分に、さりげなく乗り込んで互いの関係性を再度回るようにする役割。俗にいう仲裁業務。

 どのケースがどの場合なのかを把握することと、自分自身がこの中のどの業務が一番得意であるかも把握しておく必要がある。
 見誤ると、噛み合っていない歯車に、永遠に油をさしているようなことになってしまいかねない。

 みなさんどうでしたでしょうか。
 この話を聞いて、実はもうすでにこの業界に参画していた方もいたのではないでしょうか。
 我々の仕事は、決して派手ではありません。
 うるせーって言える人や、1日に90分のセミナーを掛け持ちするような人ではありません。
 でも、我々の仕事は、なくなることはないですし、我々が暗躍することで守られている平和と効率が確かにあります。
 全員にこの業界に入れとは言いません。
 だけど、確かに存在しているということは頭に入れておいてもらってまた明日からの業務に励んでもらいたいと思います。
 ぜひこの活動に参加したいという方は連絡いただければと思います。

では、また明日からも埋めていきましょう!

#振り返りnote

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