高校1年の頃の私へ

中学からの1番の親友のあの子とは、
今もしょっちゅう会っているよ。
他にも親友がたくさん増えたよ。

社会人になって割とすぐ、
突然思い立って実家を出たよ。
ちゃんと自炊をしているよ。

髪をバッサリ、ショートにしたよ。
似合うねって、たくさん褒められたよ。
大きいイヤリングが好きになったよ。

希望の業界に入れたんだよ。
楽しいけれど、他に新しい目標を見つけたよ。

時々恋をするよ。彼氏ができることもあるよ。

毎日クタクタで眠くて仕方がなくて、
数学が大の苦手で、
本を読むことに逃げ込んでいた私へ。

父親がきらいで怖くて、
クラスメイトの会話にも
自分からふらっと混ざりにいくのが苦手で、
本当は人が好きで、好奇心が旺盛で、
人と目を合わせて話せなくて、
大人しい子だと遠慮されるのが歯痒くて、
あらゆるものが敵に見えて壁に見えた
高校1年生の私へ。

今あなたが悩んでいることは、
少しずつだけど、
その先のあなたが自分の力で解決して
乗り越えていったんだよ。

たくさん泣いて辛かったよね。
自分に自信がなくてつまらない顔をしてたよね。
灰色で息苦しい毎日だったよね。

大丈夫だよ。
もうすぐだよ。

あの頃の私に言ってあげたいな。
今もまだ、もがいてもがいて、
しんどい時はあるけれど。

ありがとう。昔も今も、強い私でいてくれて。

なんか急に思い立って書きたくなった。
それから今も、文章を書くことが大好きです。