やっぱ手仕事だね
今日の弟は、午後保育の日。昨日のようにならぬよう、母はヒマをさせない策を練らねばならない。
兄の影響で始めた『こどもちゃれんじ』と、学研の『幼児ワーク』。そして、最近ハマっている有名学習アプリ『シンクシンク』と、体験を始めた算数タブレット通信教育『RISU』。これらが家時間の弟のタスクに用意しているものだ。文字にすると十分な量がある気がするけど、1時間もたない(毎日少しずつ取り組む)。これ以上は必要ないと思っているので、あとは完全フリータイムである。
休園中はこれに加えて、園からの課題である日記や模造紙製作などを行っていたが、それももうない。休みの間に好きになった、折り紙や恐竜のお絵描きなどは単発的にしているが、製作時間は本人の気の向くまま。1個折って「つまんないなー」が始まることもある。
子どもの生活には、常に新鮮な何かが必要だ。昨日とはちょっと違う何か。今まで知らなかった何か。強い刺激である必要はなくて、身近なことの中に新しい発見があるだけで、喜びや楽しさで心を満たせるように見える。ルーティンでガチガチにスケジュールを詰めることは、私も気乗りがしないし(時間を守るのがニガテだから)、余白の時間にそれを見出したい。
本日の時間稼ぎは工作にした。幼稚園で配布された子育て情報誌に添付されていたからだ。フォローが必要だったが、切ったり、貼ったりする作業は集中して行うので、その間、口撃されることはない(これ重要)。完成形が御目見得すると、とても満足そうで、動かせる工作だったから遊びもした。
昨日との違いは、完成物に対する達成感。平面の紙を立体にするのは、昨日の紐の固結びより手順が多く、視点も多角的になる。簡単すぎない、難しすぎない、ちょうど良いところでおもしろさを感じるようだ。工作は元々好きな作業なので、本人の気の向くままにさせていたが、『切って、貼って、組み立てる』には、ワクワクするクリエーションの原点があるのだろうなと感じる。やっぱり手仕事はおもしろいんだね。
幼稚園の分散登園が始まってから、メキメキ体力を取り戻し、有り余ってる感が否めない弟。「つまんないなー」の回数が増えていることが、悩みのタネだ。休園からもう4か月。心と体は休むことなく成長している。