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別れとTokyo
転職をきめた。
東京に引っ越す。
転職は、お仕事に白けが指してきたこともあるが
第一は、彼と別れるため。
いままでは感じる違和感や、寂しい気持ちに
目を瞑って誤魔化していたけれど、
これは私の人生であり、もう少し、
自分の心に素直に生きたいと思い決めた。
自分から振ったくせに、3日間毎晩のように泣いていた。
日中は涙を堪えるのに必死で、口を開けると話そうとすると、声は出せず、涙の方が先に出てきてしまうようであった。
誰かを振ったあと、必ずその直後は後悔して
自分の選択が正しかったのか不安になる。
そんな時、クリープハイプの曲に浸る。
『手』の歌詞にある
"馬鹿は私だな。馬鹿は私だったんだな。
馬鹿は、馬鹿は、馬鹿は私だったんだな。"
というフレーズが頭を巡り巡る。
曲に浸り日々を過ごしているうちに、前の職を退職し、みんなに送り出され、地元に帰り、家族とご飯したりお出かけするうちに、涙は止まっていた。
気持ちというものは、自分で立ち直すより
人と関わってこそ、だと感じている。
東京は、日差しが突き刺さるような痛い暑さと
人、人、人。
楽しい場所はたくさんあるけど、
少し疲れてしまう街だと感じている。
それでも今は、自分の選択を信じて、
新しい職場、新しい環境、新しい人と出会うまで
自分の人生を全うしていきたい。