失敗しない企業研究の方法【3つのポイントで解説】
音声版もあります👇
どうもマスタクです。
今週、一週間お疲れさまでした。
本日は「失敗しない企業研究の方法【3つのポイントを解説】」というテーマで以下3点に分けて綴ります。
①成長性
②収益性
③財務健全性
それぞれ解説します。
①成長性
業界、企業を調べる際は以下の観点が特に重要です。
・業界:過去5年間の市場規模推移が右肩上がりか?
・企業:過去5年間の売上推移が右肩上がりか?
・企業:投資を継続できているか?
応募先企業が有望かどうかを確認する際のポイントとしては以下2点です。
・市場成長<企業成長⇒この状態であればGood!!
・他企業<企業成長⇒この状態であればGood!!
例えば、成長性は5年間の「年平均成長率」を比較することで分析できます。
②収益性
収益性といえば、本業でどれだけ稼いでるかを示す営業利益を確認するのが大事です。
そのため、まずは業種ごとの営業利益率を確認しましょう。
(絶対額だと比較ができません)
以下の東証が調査レポートをまとめていますのでそちらを参照してください。
2020年3月時点では、上場企業の平均営業利益率は5.2%でした。
そのため、5.2%の営業利益率が少なくとも確保できている業界・会社か?
という視点でみていくと一つの基準になると思います。
ちなみに1位は「証券」の利益率が圧倒的です。
昨今の投資ブームもあり、人手をかけないビジネスモデルのネット証券が大きく利益を稼いでいるということだと推察できます。
出所:調査レポート | 日本取引所グループ - 東京証券取引所
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/examination/index.html
また最近はサブスクタイプのビジネスも多いです。
余裕があれば、先行投資で多くのユーザーを獲得し、最後に回収するというビジネスモデルかどうか、をみていきましょう。
例えば、Facebookはサービスリリース当初、広告なしのコミュニケーションプラットフォームでした。
ユーザー数拡大後、企業広告スペースを設け、一挙に広告収入を得るというモデルです。
このようなモデルであれば、たとえ営業利益が赤字であったとしても、候補になりえます。
③財務健全性があるかどうか
最後に財務の健全性をみましょう。
いろいろありますが、次の項目をチェックしましょう。
・自己資本比率
自己資本比率とは、総資本のうち、返済義務のない自己資本の占める割合を示すものです。
つまり、借金しすぎていないかどうか、等をみることができます。
一般的には40%以上が安全と言われています。
東証レポートによると、2020年3月時点で上場企業の平均自己資本比率は29.8%でした。
この30~40%以上あるかどうか、という点を確認しましょう。
まとめ
優良企業に入社するためにも以下3点をチェックしましょう。
・成長性⇒過去5年間の市場規模/売上推移が上昇しているか
・収益性⇒上場企業平均の営業利益率が5.2%以上かどうか
・財務健全性⇒自己資本比率が30%以上かどうか
いろんな指標があるので、けっこう難しかったと思います。
しかし、自分が転職する企業はやはり優良企業がいいですよね。
優良企業に入る可能性を高めるためにも、企業研究の方法を習得していきましょう。
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