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【読書感想】普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門

こんにちは、ますみつです。

今回ご紹介する本はこちらです↓

「普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門」という本です。

FIRE(ファイア:Financial Independence Retire Early)は
経済的独立の獲得による早期リタイアのことをいいます。

最近は本屋さんに行くとFIRE関連の本がたくさんありますが、
この本はファイナンシャルプランナーの方が書いていて、
日本の制度をうまく使いながらどのようにFIREを達成するかが書かれています。

こんな方におすすめ

FIREに興味がある方はもちろんですが、
興味のない方でも老後の資金をどう溜めると良いかの参考になると思います。

満遍なく書かれていますが、具体的な方法が書いていない箇所もあります。
本書でも言っていますが
より詳しく学びたい場合は
また別の書籍を読む必要があると思います。

FIREの基本は稼ぐ・貯める・増やす

FIREの基本は「稼ぐ・貯める・増やす」と書かれています。
この3つを軸に資産を貯めることを推奨しています。

FIREをするためには

定年退職後(今の制度だと65歳)の生活資金
        +
   FIREした年数分の生活資金

を稼ぐ必要があります。

何歳でFIREしたいかによりますが、若い年齢でのリタイアを目指すほど
早期リタイア分の生活資金が必要となります。

1年あたりの生活資金が400万円だとすると、

60歳のプチFIREだと400万×5年=2000万円
40歳のFIREだと400万円×25年=1億円

が必要となる計算です。

加えて、早い年齢でFIREすると厚生年金の期間が短くなるため
65歳以降にもらえる年金額も少なくなります。

そのため若い年齢でのFIREほどハードルは高くなります。

この本ではまずは60歳でのプチFIREを目標に
計画が上手くいけば前倒ししてより若い年齢でのFIREを目指そう
といった感じで書かれています。

稼ぐ〜FIREを達成するには年収を増やす

FIREを達成するひとつめのポイントは年収を増やすことです。

年収が増えれば、貯蓄や投資にお金をまわすことが出来るということです。

稼ぐための手段としては本業か副業かの2択になります。
(投資で稼ぐは「増やす」に分類されています)

副業は本業との別の流れで収入が得られるのが利点です。
しかし副業の種類よっては体力・時間の消費もあるため注意が必要です。

本業での収益を増やすには専門性を高めることです。
会社の「就業規則」「給与規定」に昇給ルール等が書いてあります。
その規定をもとに必要な資格をとるなどして給料をあげるというのが年収をあげる近道です。

それでも年収アップが望めないなら転職等も選択肢としてありますが、
給与が上がるかわりに、勤続期間が短くなるため退職金は少なくなるかもしれないデメリットもあります。

どの選択肢が良いかはじっくり考える必要があると思います。

貯める〜固定費を削減してまずは10パーセントの節約を

次は「貯める」です。

年収が増えたとしても、日常で使うお金が高ければ
資金は貯まりません。

まずは固定費を削減できるかご自分の出費を見直してみましょう。
固定費を削減できれば、継続して節約できることになります。

使用頻度の少ないサブスクのサービス
めったに行かないジムの会員費などは解約しましょう。

後は割安サービスがあるものは乗り換えると出費が削減できます。

スマホや電力プランなど、
割安サービスがあるものは乗り換えを検討してみましょう。

我が家もスマホは割安サービスに乗り換えて
月10000円くらい前より削減できています!

節約はすればするほど貯蓄にまわせます。
まずは10%の節約を目標に
若い年齢でのFIREを狙うのであれば「衣食住」を含めた
より高い割合での節約が必要になります。

貯める〜運用利回り×積立額

最後に「増やす」です。

増やす方法としては、銀行の定期預金か投資になります。

ですが、現在の銀行に預けた場合の金利は0.001%です。
元本割れのリスクは少ないですが、お金も貯まりません。
1000万預けたとしても1年間の利息が100円になります。

そのため、この本では投資をお勧めしています。
投資も「インデックス投資」「個別株」に分かれます。

インデックス投資
・投資信託やETFなど、株式市場などの指数と連動して値動きする投資商品
・個別株に比べて値動きはマイルド
・細かい売買は必要ないのでメンテナンスが楽
個別株投資
どの会社に投資するかによるが…
・インデックス運用より値動きが大きい
・大幅上昇も期待できるが大幅下落もあり得る
・売買など、自分で行う必要があるため細かいチェックが必要

本では、インデックス投資を軸に個別株投資を部分的に行うことをお勧めしています。

また、投資を行うのに重要なのは口座選びです。

資産形成のために勧められているのが「iDeCo」「NISA」です。

✅iDeCo
・個人の老後資産形成を支援する目的での税制優遇口座
・所得控除がメリットで毎月積み立てた掛金は全額非課税扱い
・運用益も非課税
・中途解約ができず、60歳より早く受け取れない
NISA
・個人の証券投資を促進する目的での税制優遇口座
・NISAとつみたてNISAの2つがある
・メリットは売却益が非課税となること
・NISAは年120万、5年目まで非課税(10年目まで繰り越し可能)
・つみたてNISAは年40万、20年目まで非課税

この2つの口座を使いながらインデックス投資を行い
部分的に個別株投資を行うとリスクを管理した
資産運用になると書かれています。

感想

私自身はすごいFIREしたいって感じでもなく
そーゆう選択肢もあるか〜と何となく読んでみましたが
老後の資産形成という観点で参考になりました!

FIREできたら空き時間も増えて良いなと思いますが
自分なら引きこもりそうな気もします笑

空き時間で何かをしたい!
という明確な目的があったほうが良いのでしょうね。

本日はこのあたりで失礼します。

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