Technics EAH-AZ100 レビュー
こんにちは!家電アドバイザーの増田です。
今回は、僕が今、最も注目していると言っても過言ではない、完全ワイヤレスイヤホンの新星「Technics EAH-AZ100」を徹底的にレビューしていきたいと思います!
Technicsといえば、オーディオファンなら誰もが知る名門ブランド。そのTechnicsが、満を持して送り出したフラッグシップモデルが、このEAH-AZ100なんです。
前モデルのEAH-AZ80も、ワイヤレスイヤホン界隈ではかなりの高評価を得ていたんですが、今回のEAH-AZ100は、それを遥かに凌駕するポテンシャルを秘めているワイヤレスイヤホンなんです。
実際に使ってみて、その噂は決して誇張ではなかったと確信しました。
もうね、この記事を読んでいる皆さんにも、この感動を共有したい!
ということで、EAH-AZ100の魅力を余すところなくお伝えするために、この記事では、製品概要から、実際に使ってみた感想、前モデルとの比較、そして購入を検討している方へのアドバイスまで、徹底的に掘り下げていきたいと思います!
Technics EAH-AZ100とは?
まずは、EAH-AZ100がどんな製品なのか、基本的なところから見ていきましょう!
EAH-AZ100は、パナソニックが展開するオーディオブランド「Technics(テクニクス)」が手掛ける、2025年1月23日発売の完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルです。
この製品の最大の注目ポイントは、なんといっても業界初となる「磁性流体ドライバー」の搭載。
これについては、後ほど詳しく解説しますが、従来のワイヤレスイヤホンとは一線を画す、圧倒的な高音質を実現しています。
また、音質だけでなく、装着性やノイズキャンセリング性能、通話品質など、あらゆる面で進化を遂げているのも特徴です。まさに、Technicsが持てる技術の粋を結集した、渾身の逸品と言えるでしょう。
カラーは、シルバーとブラックの2色展開。どちらも高級感があり、所有欲を満たしてくれるデザインです。
価格は、市場想定価格で39,600円前後。
決して安くはないですが、その価格に見合う、いや、それ以上の価値があるイヤホンだと僕は思います。
スペック
より詳細な情報を知りたいという方のために、EAH-AZ100の主なスペックを表にまとめました。
製品名:Technics EAH-AZ100
発売日:2025年1月23日
価格:39,600円前後
カラー:シルバー、ブラック
ドライバー:10mm ダイナミック型 (磁性流体ドライバー)
Bluetooth:バージョン5.3対応
コーデック:SBC, AAC, LDAC, LC3
防水性能:IPX4相当 (イヤホン本体のみ)
ノイズキャンセリング:アダプティブノイズキャンセリング
バッテリー持続時間:イヤホン単体最大10時間、充電ケース併用最大28時間
充電時間:イヤホン約2時間 / 充電ケース約2.5時間
重量:約5.9g (片側)、充電ケース重量約42g
その他機能:Dolby Atmos、空間オーディオ、ヘッドトラッキング、マルチポイント接続、ワンタッチ会話モード
見ての通り、最新の技術が惜しみなく投入されていることが分かりますね。特に、LDACやLC3といった高音質コーデックに対応している点は、音質にこだわるユーザーにとっては嬉しいポイントでしょう。
また、IPX4相当の防水性能も備えているので、多少の雨や汗にも安心して使えるのも良いですね。
なぜEAH-AZ100がすごいのか?
EAH-AZ100が、ただのワイヤレスイヤホンではない、唯一無二の存在である理由。
それは、Technicsが長年培ってきた技術力と、妥協なきモノづくりへの情熱が、このイヤホンに凝縮されているからだと僕は思います。
ここでは、EAH-AZ100が、なぜこれほどまでに素晴らしいのか、その理由を紐解いていきましょう。
業界初の磁性流体ドライバー
EAH-AZ100の最大の魅力であり、他のワイヤレスイヤホンとの最大の差別化ポイントが、この「磁性流体ドライバー」の搭載です。
この磁性流体ドライバーは、Technicsのハイエンド有線イヤホン「EAH-TZ700」にも採用されている技術で、完全ワイヤレスイヤホンへの搭載は、EAH-AZ100が業界初となります。
じゃあ、この磁性流体ドライバーって、一体何がすごいのか?
簡単に言うと、従来のダイナミック型ドライバーに、磁性流体という特殊な液体を組み合わせることで、音の歪みを極限まで抑え、より正確でクリアな音を再生できるようにした技術なんです。
従来のドライバーでは、振動板が音を出す際に、どうしても微細なブレが発生してしまい、それが音の歪みにつながっていました。
しかし、磁性流体ドライバーでは、磁性流体がボイスコイルの動きを安定させることで、振動板のブレを抑制し、より正確なピストン運動を実現。結果として、歪みの少ない、クリアな音を再生できるようになったというわけです。
まるで、高級オーディオ機器のような、繊細でパワフルなサウンドを、ワイヤレスイヤホンで手軽に楽しめる。
これって、本当に凄いことだと思いませんか?
進化したコンチャフィット形状
イヤホンの装着感って、音質と同じくらい重要ですよね。
どんなに音質が良くても、装着感が悪ければ、長時間快適に音楽を楽しむことはできません。
EAH-AZ100は、装着性にも徹底的にこだわって開発されています。
前モデルのEAH-AZ80でも採用されていた「コンチャフィット」形状をさらに進化させ、より多くの人の耳にフィットするように、イヤホン本体の形状を見直しました。
「コンチャフィット」とは、耳のくぼみ(コンチャ)にフィットするように設計された、Technics独自の形状のことです。
この形状のおかげで、イヤホンが耳にしっかりと固定され、安定した装着感を得られるというわけです。
また、EAH-AZ100では、イヤホン本体の小型化と軽量化も実現しており、EAH-AZ80と比較して、体積は約10%減、質量は約16%減となっています。
これにより、耳への負担が軽減され、より快適な装着感を実現しました。
さらに、イヤーピースも新開発の3層構造のものに変更され、より高い遮音性とフィット感を実現しています。
このイヤーピースのおかげで、イヤホンが耳に吸い付くような感覚があり、低音もしっかりと鼓膜に届くようになりました。
AI搭載の「Voice Focus AI」
EAH-AZ100は、通話品質にも大きな進化を遂げています。
新開発の「Voice Focus AI」を搭載することで、通話時のノイズ除去性能が大幅に向上しました。
この「Voice Focus AI」は、AIチップを使って、発話者の声と周囲のノイズを識別し、ノイズだけを効果的に除去してくれるというものです。
従来のノイズキャンセリング技術では、自分の声と一緒に、周囲のノイズも一緒に除去してしまうことがありましたが、「Voice Focus AI」では、自分の声はクリアに届けつつ、ノイズだけをしっかりと除去することが可能になりました。
さらに、この「Voice Focus AI」は、通話相手の声のノイズも除去してくれるという、業界初の機能も搭載されています。
これにより、自分が静かな場所にいても、通話相手が騒がしい場所にいても、お互いの声をクリアに聞き取ることができるようになりました。
アダプティブノイズキャンセリング
EAH-AZ100のノイズキャンセリング機能も、前モデルから大きく進化しています。
従来の固定フィルターでのノイズ除去から、周囲の騒音や、装着者の耳の形状に合わせて、ノイズキャンセリングのパラメーターを動的に最適化する「アダプティブノイズキャンセリング」へと進化しました。
このアダプティブノイズキャンセリングのおかげで、電車内や飛行機内などの騒がしい場所でも、周囲のノイズをしっかりと遮断し、音楽に集中できるようになりました。
また、フィードバックマイクを、より鼓膜に近いノズル(音導管)途中に移動させたことで、より正確なノイズキャンセリングが可能になりました。
このマイクの位置変更は、音質にも良い影響を与えているそうです。
さらに、ノイズキャンセリング特有の閉塞感やこもり感も改善されており、より自然な感覚でノイズキャンセリングを利用できるようになっています。
EAH-AZ100を実際に使ってみた感想
さて、ここまでEAH-AZ100のスペックや技術的な特徴について解説してきましたが、ここからは、実際に僕がEAH-AZ100を使ってみた感想を、皆さんにお伝えしていきたいと思います!
デザインと装着感
まずは、デザインと装着感について。
EAH-AZ100は、前モデルのEAH-AZ80のデザインを踏襲しつつ、より洗練されたデザインになっています。
イヤホン本体は、より丸みを帯びた形状になり、可愛らしさも感じられます。
カラーは、シルバーとブラックの2色展開。
どちらも高級感があり、所有欲を満たしてくれるデザインです。僕は今回、シルバーを選んでみました。
実際に装着してみると、その装着感の良さに驚きました。
イヤホンが耳に吸い付くようにフィットし、長時間装着していても、耳が痛くなるようなことはありませんでした。
イヤーピースも、自分の耳に合ったサイズを選ぶことができ、より高いフィット感を得ることができました。
これなら、ランニングなどの運動時にも、安心して使えそうです。
音質レビュー
いよいよ、音質についてです!
EAH-AZ100の音質は、一言で言うと「感動」です!
磁性流体ドライバーのおかげで、音の解像度が非常に高く、一つ一つの音が、まるで目の前で演奏されているかのように、クリアに聴こえます。
特に、低音の迫力と、中高音の繊細さの両立が素晴らしいですね。
低音は、ズンズンと心に響くような迫力がありつつも、決して音が濁ることはありません。
中高音は、楽器の音やボーカルの声が、まるで目の前で聴こえるかのように、生々しく聴こえます。
この音の表現力の高さは、本当に素晴らしいですね。
色々なジャンルの音楽を聴いてみましたが、どのジャンルでも、EAH-AZ100は最高のパフォーマンスを発揮してくれました。
普段聴いている音楽も、EAH-AZ100で聴くと、新たな発見があるかもしれません。
それほど、EAH-AZ100の音質は素晴らしいです。
ノイズキャンセリング性能レビュー
次に、ノイズキャンセリング性能についてです。
EAH-AZ100のノイズキャンセリング性能は、本当に驚くほど高いです。
アダプティブノイズキャンセリングのおかげで、周囲の騒音が、まるで魔法のように消え去ります。
電車内やカフェなどの騒がしい場所でも、EAH-AZ100を使えば、音楽に集中することができます。
ノイズキャンセリング特有の閉塞感やこもり感も、ほとんど感じません。
まるで、静かな空間にいるかのように、音楽をクリアに楽しむことができます。
これは、本当に凄いですね。
通話品質レビュー
EAH-AZ100の通話品質も、非常に高いレベルにあります。
新開発の「Voice Focus AI」のおかげで、自分の声がクリアに相手に届きますし、通話相手の声も、ノイズが除去されて、非常にクリアに聞こえます。
騒がしい場所での通話でも、お互いの声をしっかりと聞き取ることができ、ストレスなく通話を楽しむことができました。
テレワークやオンライン会議など、ビジネスシーンでも大活躍してくれそうです。
バッテリー持ちは?
EAH-AZ100のバッテリー持ちは、公称値で、イヤホン単体で最大10時間(ノイズキャンセリングON、AAC)、最大7時間(ノイズキャンセリングON、LDAC)となっています。
実際に使ってみたところ、公称値に近いバッテリー持ちでした。
僕は、毎日通勤中に1時間ほど音楽を聴いていますが、3日に1回充電すれば十分という感じでした。
充電ケースと併用すれば、最大で28時間の再生が可能なので、1日中音楽を聴きまくるような人でも、バッテリー切れを気にせずに使えるでしょう。
その他便利な機能
EAH-AZ100には、他にも色々な機能が搭載されています。
例えば、Dolby Atmosによる空間オーディオに対応しており、対応コンテンツを視聴すれば、より臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。
また、ヘッドトラッキング機能も搭載されており、頭の動きに合わせて、音の聞こえ方が変化します。
これにより、さらにリアルなサウンド体験を得ることができます。
さらに、「ワンタッチ会話モード」も便利です。
イヤホンを装着したまま、一時的に外音を取り込むことができ、コンビニや駅の改札などで、サッと周囲の音を確認したい時に便利です。
マルチポイント接続にも対応しており、最大3台までのデバイスと同時接続が可能です。
これにより、パソコンで音楽を聴いている途中で、スマホに着信があっても、スムーズに切り替えて通話することができます。
EAH-AZ100とEAH-AZ80を比較
EAH-AZ100の素晴らしさをお伝えしてきましたが、ここで気になるのが、前モデルのEAH-AZ80との違いではないでしょうか?
EAH-AZ80も、ワイヤレスイヤホンとして非常に優秀なモデルでしたが、EAH-AZ100は、それを遥かに凌駕する進化を遂げています。
ここでは、EAH-AZ100とEAH-AZ80の違いを詳しく解説していきたいと思います。
音質の違いを徹底比較
スペックだけでは分からない、音質の違いについて、より詳しく比較していきましょう。
まず、EAH-AZ80の音質も十分に高かったのですが、EAH-AZ100を聴いた瞬間に、その差は歴然でした。
EAH-AZ100は、磁性流体ドライバーのおかげで、音の解像度が格段に向上しており、EAH-AZ80よりも、さらにクリアで、パワフルなサウンドを再生することができます。
特に、低域の再現性が大きく向上しており、EAH-AZ80では、少し団子のように聴こえていた低音が、EAH-AZ100では、一つ一つの音が分離して聴こえ、より深みのある低音を体感できるようになりました。
また、中高域の表現力も向上しており、EAH-AZ80よりも、さらに生々しく、楽器の音やボーカルの声が聴こえるようになりました。
EAH-AZ80の音も十分良かったのですが、EAH-AZ100の音を聴いてしまうと、もうEAH-AZ80には戻れない、そんな風に思ってしまうほど、EAH-AZ100の音質は素晴らしいです。
その他の違い
音質以外にも、EAH-AZ100とEAH-AZ80には、いくつか違いがあります。
例えば、EAH-AZ100は、LC3コーデックに対応しており、より高音質な音楽再生が可能になりました。
また、Dolby Atmosによる空間オーディオにも対応しており、対応コンテンツを視聴すれば、より臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。
さらに、EAH-AZ100では、イヤホン本体の小型化と軽量化も実現しており、EAH-AZ80よりも、さらに快適な装着感を得ることができます。
これらの点を総合的に考えると、EAH-AZ100は、EAH-AZ80をあらゆる面で凌駕する、完成度の高いワイヤレスイヤホンと言えるでしょう。
EAH-AZ100はこんな人におすすめ
EAH-AZ100は、ワイヤレスイヤホンとして、非常に完成度が高いモデルですが、特に、以下のような人におすすめしたいです。
音質にこだわりたい
とにかく、音質にこだわりたいという人には、EAH-AZ100は、間違いなくおすすめです。
磁性流体ドライバーによる、圧倒的な高音質は、一度聴いたら病みつきになるはずです。
普段聴いている音楽を、より感動的に聴きたい、そんなあなたに、EAH-AZ100は最高の相棒となるでしょう。
ノイズキャンセリング性能を重視したい
ノイズキャンセリング性能を重視したいという人にも、EAH-AZ100は、自信を持っておすすめできます。
アダプティブノイズキャンセリングにより、周囲の騒音をしっかりと遮断し、音楽に集中することができます。
電車内やカフェなどの騒がしい場所でも、静かな空間で音楽を楽しみたい、そんなあなたに、EAH-AZ100は、最適な選択肢となるでしょう。
通話品質も重視したい
通話品質も重視したいという人にも、EAH-AZ100は、おすすめです。
「Voice Focus AI」により、自分の声も、通話相手の声も、クリアに聞き取ることができます。
テレワークやオンライン会議など、ビジネスシーンでも、快適に利用することができます。
長時間快適に音楽を楽しみたい
長時間、快適に音楽を楽しみたいという人にも、EAH-AZ100は、おすすめです。
小型・軽量化された本体と、新開発のイヤーピースにより、長時間装着していても、耳が痛くなるようなことはありません。
バッテリー持ちも良いので、1日中、音楽を聴き続けたい、そんなあなたに、EAH-AZ100は、最高の満足感を与えてくれるでしょう。
まとめ:EAH-AZ100は買いなのか?
長々とEAH-AZ100について語ってきましたが、結局のところ、EAH-AZ100は買いなのか?
最後に、僕の結論を述べたいと思います。
EAH-AZ100のメリット
まずは、EAH-AZ100のメリットをまとめます。
業界初の磁性流体ドライバーによる、圧倒的な高音質
進化したコンチャフィット形状による、快適な装着感
「Voice Focus AI」による、クリアな通話品質
アダプティブノイズキャンセリングによる、高いノイズキャンセリング性能
LDAC、LC3といった高音質コーデックに対応
Dolby Atmosによる空間オーディオに対応
ヘッドトラッキング機能対応
長時間再生可能なバッテリー
その他便利な機能多数搭載
このように、EAH-AZ100は、ワイヤレスイヤホンとして、あらゆる面で最高峰の性能を備えています。
まさに、死角なしの、完璧なイヤホンと言えるでしょう。
EAH-AZ100のデメリット
一方で、EAH-AZ100にもいくつかデメリットがあります。
価格が高い
イヤーピースの形状が特殊で、他のイヤーピースとの互換性が低い
接続安定性が若干悪いと感じる場合がある
EAH-AZ100は、高性能な分、価格も高くなっています。
そのため、予算を重視する人にとっては、購入を躊躇してしまうかもしれません。
また、イヤーピースの形状が特殊なため、他のイヤーピースとの互換性が低い点は、少し残念な点です。
さらに、僕が使ってみた感想として、接続安定性が若干悪いと感じることがありました。
ただ、これは、今後のファームウェアアップデートで改善される可能性もあるので、今後に期待したいところです。
結論
これらのメリットとデメリットを踏まえた上で、僕の結論は、「EAH-AZ100は、絶対に買い!」です。
確かに、価格は高いですが、それに見合うだけの、いや、それ以上の価値があるイヤホンだと僕は思います。
音質、装着感、ノイズキャンセリング性能、通話品質、バッテリー持ちなど、あらゆる面で妥協したくない、そんなあなたに、EAH-AZ100は、最高の満足感を与えてくれるでしょう。
特に、音質にこだわる人にとっては、EAH-AZ100は、間違いなく、これまでのワイヤレスイヤホンの概念を覆すような、衝撃的な体験を与えてくれるはずです。
はい、今回のレビューは以上になります!
長文にも関わらず、最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます!
また、次の記事でお会いしましょう!
ではでは!