【学力がはっきりと秒でわかるレベルで低下していることを書いておきます】
【学力がはっきりと秒でわかるレベルで低下していることを書いておきます】
山口県公立高校入試に関連して。
今年の中3、夏終わり実施の習熟度テストの学校平均点をいろいろと聞いています。
かなり点数が下がっています。
昨年辺りからその兆候が出てきていますが、
今年はそれがはっきりしてきた感じでしょうか。
見誤ってはならないのは、学力は明らかに低下しているということです。
現場レベルでは、誰が見てもわかる次元で、力が落ちています。
教えている際の受け答え、理解、暗記、テスト勉強の様子、テストの結果、など、総合して見ていけば、すぐにわかるレベルです。
(ちなみに、僕は小・中の全教科をみています)
もし、公的には、「学力が低下していない」と発表されているとしたら、その理由は2つしかありません。
1・「わかっているが誤魔化している・隠している(つまり嘘をついている)」
または、
2・「現場に(学力を)見る力がない。観察する力、見立てる力がない」
のいずれか。
ことは深刻です。
なぜなら、もう一段、別次元のレベルで、力が落ちているからです。
ちょっとこれはこれまでとはさらに違う。
すでにここまでで、新しい特性を持った子たちの、新しい形の学力低下だったわけですが、昨年および今年辺りから、さらに別の要素が加わった新しい学力低下の様相を呈しています。
2013年、14年辺りから、そもそも難しい状況が続いてきて、ここまで、何段階か学力が下がってきています。
それが、この2023-24年で、もう一段、
新しい要素を伴った力の低下が起こっている。
そうなると、この10年で新たな世代の子たちのために見出してきた、教える技術全般が、さらに、それだけでは届かなくなる、そういう危機感が今、あります。
僕のもとにある日本で他にないスキルですら、さらなる課題に向き合わなければならない状況だと感じています。
せめて、各現場で、多少なりとも、進化した子どもたちのための進化した指導技術が試されていれば、少しはマシなのですが、実際の教育現場は、もっと古めかしい技術に頼って、変化を拒み、崩壊してしまっています。
新しい現状が立ち現れてきて、ちょっと参っています。
ここまで厳しいと、僕らが単独で、ウルトラ技を繰り出し続けても、ちょっと難しい。
この教室以外の場所、公教育、地域、で、現状と必要なスキルと思考を理解し、共に取り組める人・場所・機関が必要です。
予測はしてきましたが、悲しいかな予測してきた通り、いよいよこの2024年に、新しい局面がやってきました。
危機です。日本の。
そして、地方の、地域の。
そう、教育熱の低い、うちのようなエリアが、どこよりも崩壊を早く迎えるでしょう。
(おわり)