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人が育たなくなっている/学びの姿は何処へ
ここのところ、最も気にしていることの一つが、
"人が育たなくなっている"ということ。
下の世代に行けば行くほど、子どもたちの日々の中に、"学び"という動作・行為が生じていないと感じるようになった。
これまでもいくつかの記事で、「学べない(変われない/変わらない)子どもたち」については書いてきた。動画などでも話している。
しかしそれらももう5-6年経過して、今やその深刻さは当時の比ではないと感じている。
「本を読むことが大事」が、共通認識ではなくなってから、随分経つ。
「コツコツ努力を」だとか「地道な積み重ねが大事」だとかいったことも、もはや死語に近い。
現代で重視されるのは「コスパ」であり、「簡単で」「便利で」「すぐに」「誰にでもできる」というものばかりだろう。
これらの言葉は、悲しいかな、いずれも「学び」を意味してはいない。
変わることも成長することも、今や、古い時代の何かでしかない。
如何にもそれらしいものを謳っているものは多いが、それはファッションにすぎない。上っ面に過ぎないのだ。
このように人が育つ要素を急激に失っている社会の流れを見ると、危機感だけが襲ってくる。
"何歳になっても、同じようで、成長がない。"
そういう人が、この国の大半になるとしたら?
見たことのない世界がやってくるのかもしれない。
少なくともこの国では。
垂直方向にしっかりと自分を立たせてくれる強い何か。
自分を、代替不可能な存在として立たせてくれる何か。
それはおそらく、その人の価値軸や価値観、ビリーフといったものであるだろうけれども、もしもそれらが、ずっと、"築き上げられないまま"だとしたら?
人が育たなくなる時代の到来。
ここのところずっとそれが気にかかっている。
(おわり)FB投稿より
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