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課題すら認識されていない教育現場/あなたのまちは大丈夫⁈

教育の課題は、SNSやメディアで、多くが指摘され、共有されるようになってきた。

匿名が正義だとは思わないが、教員は公務員であること、
一般の親御さんは個人を特定されたくないこと、などを考えると、
Twitterなどの匿名SNSが果たした役割も大きいだろう。


閉鎖的で保守、密室になりやすい教育現場の課題が、
一定であるがオープンになり、共有されることの意義はやはり大きい。


課題があることは健全なことで、課題や問題が見えなければそれらに取り組むこと自体が不可能だ。

一方、課題の共有が全国的に広がってゆく中、頑なに密室を守り続ける学校現場もある。

教育はその特性上、惰性が強い。現状維持の意識が働きやすく、難しさを抱えていることも否めない。

全国的には、教育現場の課題は、明らかになり、共有されているはずだ、と思いきや、問題意識すらない地域や地方があることは、驚かずにはいられない。


みなさんにも自分の関わる自治体や学校をじっくり見つめてみてほしい。


我々の自治体は、我々の学校は、
鎖国でもしていたのか、情報統制でもしていたのか、はたまたタイムスリップでもしてしまったのか、そう感じてしまう教育が温存されてしまっているかもしれない。


いずれにせよ、地方、地域によって、差は大きいのも現状だろう。

(もしくは、メディアで目立つところは全体で見ればほんの僅かで、日本全体では似たような閉じた教育が行われているのかも知れない)

社会と教育の断絶。

時代と教育のズレ。 

大人世代と子ども世代の価値観の断絶。


自治体、教育委員会、学校に、
どういうリーダーや長がいるのか、が、
現場の今を決定づけてしまっているとも考えられる。

これについては、
一般市民からすれば、もはや運とか偶然とかいった次元なのかもしれず、手の出しようもないのだろう。


すでに課題が共有され、
問題は問題として認識され、
未来の社会からの思考を手がかりに、
教育現場での取り組みが始まっている場所には、いくばくかの希望があるのかもしれない。

格差が広がり、断絶すら叫ばれる時代。

教育現場においても、地域差や学校差が大きく、格差は広がりを見せている。

我々は、地方は、地域は、一体どこへゆくのか。


(おわり)



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本田篤嗣(Master Honda)
記事を気に入っていただけると幸いです。NPOまなびデザンラボの活動の支援に活用させていただきます。不登校および発達障害支援、学習支援など、教育を通じたまちづくりを行っています。