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【教育に関わる大人が現代の子を理解するために、まずは〇〇を知ることから始めましょう】

【教育に関わる大人が現代の子を理解するために、まずは〇〇を知ることから始めましょう】


発達障害とそこに近い特性を持つ(いわゆるグレーだとか言われたりする)子たちのことを知ることが、今の教育には必須の条件になります。

これは先述してきた通りです。(が、改めて書きます)


だから、僕が先生系の皆さんを見るのに、そのことを見抜いているか、気付いているか、をまず、問います。

そこに無関心な人は、すでに、現在の子どもたちを導くことができないことが確定してしまいます。
(ちょっとこれは言い切りますけれど、実際に現場に入れば明らかなことなので、あえてそうします)


発達障害の子またはグレーゾーン以外の子を見ているので、自分は関係ない、という先生は、すでにことを見誤っています。


なぜなら、発達障害並びにそこに準ずる特性を持つ子たちの姿が、そうでない子たちを導くのにも役に立つからです。

というより、知らないと、現世代の子どもたちを導くことは不可能に近いでしょう。


だから、現代の先生にとっては、これが「鍵」なのです。


塾業界で見ても、関係業者さんと話しても、まあ話題に上がることがほとんどありません。点数と偏差値への固執は、従来の自分の授業や指導スキルだけをテクニカルに追わせるに十分ですから、(自分の授業や指導に酔う、自分に酔う、とも言えますね)、そこで終わってしまうわけですし、まあそれだけのことです。(塾業界は一般的に言うところの教育ではないので、これはよしとしましょう。)

この鍵をきちんと把握、分析して、教育として提示できるものだけが、
この先、教育として機能することになるでしょう。

このことは、そうでない子たちの勉学そのものにも影響しますし、できる子はできる子で、さらに伸ばしていくことが可能です。

気付いていない方のために言及しておきますが、それは、思考や学び方、全般に及ぶのものなのです。

俺は賢い子だけ教えているだとか、点数上位層だけ教えている、という方こそ、ここに敏感にならなければなりません。


点数が取れても賢くはない子が増殖する中、じゃあどうすれば賢くなれるのか?という問いに答えるために、ここで書いていることを理解していただく必要があるのですね。


これを踏まえて、僕がこの記事で言いたいことは、まず、先生という立場の皆さんに向けて。


-その1 for 先生 -
・先生という子どもを導く立場の方々には、現代の子、世代全体の特徴を知るために、発達障害やグレーゾーンと呼ばれる子たちの特性を理解すること。

・それを知ることで、かつての指示命令強制、宿題課題付けでは、何の成果もあげられないことを知ること。

・そのことは、該当しない子たちの導きにも役に立つことを知ること

・授業や指導のスタイルは、過去の先生像を刷新するであろう新たな形を求められること。


そしてもう一つ。


もう一つは先生以外の方々、親御さんに対して。

-その2 for 親御さん-
・親御さんは、なるべく早い段階で、子育てが始まる前後で、発達障害について、一定の知識を得ること。


これについては、行政の取り組みが肝心かと思うので、親御さんは自身で努力されていくとしても、仕組みとして組み込むことを強く要望したいと思います。

つまり、


-その3 for 行政(まち単位)-
・子育て講座的な知識、アドバイスの一つとして、発達障害について一定の知識を得られる仕組みを整える。


繰り返しお伝えしておきますが、現世代の子どもたちの、どんな層の子たちも、導くこと及び教育を与えることは、大変難しくなるはずです。

(すでに実際にそうなっているでしょう?)

この鍵の意味を深く知ることで、あなたの授業も、子育ても、市民教育も、人材育成も、必ずや、良い方向に向くのです。


ということで。


ひとまず今回はここまで。

専門的な知識やスキルに加え、現場で起こっていることの分析、及び仮説・検証・実践によって、積み上げてきた蓄積が今、僕の手元に多くあります。

より詳細な内容やさらに深めたもの、または具体的なお話は、悩みばかりでうまくいかない方、今の指導を改善したい方、真剣に学びたい方、限定でお伝えするつもりです。


(限定及び有料にする予定)


ご一報あれ。


(おわり)





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本田篤嗣(Master Honda)
記事を気に入っていただけると幸いです。NPOまなびデザンラボの活動の支援に活用させていただきます。不登校および発達障害支援、学習支援など、教育を通じたまちづくりを行っています。