データ整備でよくご相談いただく内容5選
はじめに
こんにちは。Massrert部で営業を担当している六車です。
今日は、データ整備についてよくご相談いただく内容5選をご紹介できればと思います。皆様の所属されている会社では、当てはまることはありますでしょうか。
1. データクレンジングができていない
これが最も多いです。「データ整備をしなくてはとは思っているんだけど、どこから手を付けたらよいか...」という内容です。この状況でご相談いただく時、データが整備されていないボトルネックは多岐に渡るのですが、根本的にはITで施策を進めていく風土が整っていないことが原因です。
例えば、ECサイトの運用が会社の方針で決まっている場合、いやがおうにもデータを整備していくことになりますが、そのような目的がない場合は、『できたほうが良い』データ整備にリソースを割けていないという状態です。
データ整備はあくまで手段であり、データが整った後どのようにしていきたいかによって、最適な整備や運用フローも変わってきます。そのため、この段階でご相談いただく場合、データ整備の事例もご紹介させていただくのですが、合わせてデータを整備した後の姿についてもディスカッションさせていただき、最適な形を一緒に見つけていくという進め方をさせていただいています。
2. データ整備に人手がかかりすぎている
こちらは、大量の商品データや仕入先を扱われている企業様でよく見られます。単純にデータ量や整備しないといけない量が多いので、多くの人手を割いて対応している状況です。マクロなどで対応されているケースもあるのですが、データが揺らぐと使えなくなってしまうので、自動化できずに困っている状況もあります。こういった場合、適切に自動化していく必要があるので、Massteryで本当に自動化できるのか、デモを用いて検証する進め方をご提案しています。
3. データ整備が属人化してしまっている
長年データ整備業務を行われている企業様で見られる状況です。データ整備はどうしても細かい作業が多くなりがちなため、引き継ぎが難しく、決まった方が対応したほうが効率が良いものになります。定年を迎えた方を再雇用して対応されているケースも稀にございます。
この場合、誰でも操作できるシステムで対応していくことが望ましいため、Massteryで本当に自動化できるのか、運用フローに適しているかなど、デモを用いて検証する進め方をご提案しています。
4. 作成するデータが揺らいでしまっている
人手でデータ整備をしていると必ず発生するのがこちらの問題になります。見落としや、誤り、日によって対応方針が異なってしまうなどは、データ整備をご経験されたことのある方はよくご存知なのではないでしょうか。
前述の内容と重複しますが、データ整備はあくまで手段であり目的ではないです。そのため、揺らいでいるデータであっても何らかの形で利用されていることが多いです。例えば、ECサイトに揺らいでいるデータを掲載してしまいサイトユーザー様が混乱してしまったり、営業さんが社内のデータを検索する際に適切に情報を見つけられなかったりなどです。
間違いなく同じことを繰り返すのは、システムの強みでもあるので、この状況のお客様にはシステムでのご対応や、それと合わせて過去データの見直し業務もご提案させていただいています。
5. AIなど他ツールを導入したが結局目検している
他の記事でも記載させていただきましたが、
参考:
AIは全てのデータを整備しようとしてしまいます。また、なぜそのように整備するのかはAIしか分からない領域になります。そのため、AIでデータを整備する場合、確かに一見整備はできているものの、最終的な人間のチェックが必要になってしまうことが多いのです。
これはMassteryの設計方針でもあるのですが、データ整備業務は、AIに気づきを与えて欲しいものではなく、決まったとおりに高速に処理できることが望ましいので、AIの関与は最低限にして、基本的にはルールに則って処理がなされることが望ましい領域になります。
お客様がこの状況にある場合、本来成し遂げたいことは「データ整備の運用負荷を減らす」ことなので、AIを用いた場合とMassteryを用いた場合とでトータルの作業時間がどの程度違うかを検証する進め方をご提案させていただいています。
おわりに
データ整備でよくご相談いただく内容5選を挙げさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。もし、いずれかの状況に当てはまる方がおられましたら、皆様の業務改善のお役に立てていただけますと幸いです。