e-statの統計ダッシュボードを眺めながら、宿泊者数の動態について調べてみた~時系列編~
皆さん、こんにちは。高速検索の会社、フォルシア株式会社でデータクレンジングを担当しています。秋山と申します。
今回は、オープンデータをもっと身近に感じて頂くために、e-statにある統計ダッシュボードから、宿泊者数のデータを眺め、個人の所感を記事として書いていきたいと思います。
まず、今回利用させていただくe-statのダッシュボードは以下となります。特にユーザー登録等を行わずともデータを見ることができるので、暇なときに眺めてみても面白いかもしれません。
https://dashboard.e-stat.go.jp/
今回、旅行者の数字を追おうと思った背景としては、弊社は旅行系のシステムを開発している関係もあり、コロナ前後でどれくらい旅行者の動きがあったか、そして、コロナが落ち着いてきた直近の旅行者数の増減について気になったので、調べてみました。
延べ宿泊者数の動態について
まず、「延べ宿泊者数」として、宿泊者数の増減が見れるようです。その「延べ宿泊者数」のダッシュボードは以下URLとなります。
こちらのダッシュボードを眺めてみると、軸として、「延べ宿泊者数(総数)」と「延べ宿泊者数(外国人)」が選択できるようです。となると、「延べ宿泊者数(総数)ー延べ宿泊者数(外国人)」が、単純ではありますが、「延べ宿泊者数(日本人)」となりそうなので、どれくらいの日本人の旅行の動きがあったかを見ていきたいと思います。
少し話が逸れますが、統計情報からも2020年2月~3月を境に外国人の宿泊者数が激減しており、直近になっても、その人数は戻ってきていなさそうです。(2022年5月現在)
それでは、実際の数字を見ていきたいと思います。オミクロン株流行前の比較的コロナが落ち着いていた2021年12月は、38,682,080人泊のようです。対する2021年12月は37,947,140人泊のようなので、ほぼ宿泊者数ベースだと戻っているような印象を受けました。
あれ、、??意外と戻ってきているんじゃね???というような印象で、個人的な所感としては意外な結果でした。私の周りにはそれほど旅行している人も多くないですが、意外と反動需要で旅行に行っている人が多いのかもしれません。
なお、こちらの数字は「宿泊者数」で計測しており、個人や家族での旅行として宿泊しているのか、ビジネス目的で出張として宿泊しているのは留意する必要があります。おそらく、ビジネス目的の利用は、ZoomやGoogleMeetなど、Web会議システムの普及により、減っていると思うので、個人や家族での旅行のニーズはかなり高くなっているように感じました。
また、以下プレスリリースは、JR東海が発行しているものですが、年末年始の新幹線の利用者数もコロナ前にほぼ戻ってそうな印象を受けました。
やはり、個人や家族での旅行はコロナ前の水準にかなり戻ってそうです。
今回調べてみて、個人で感じていることとかなり異なっていたので、かなり興味深いデータでした。
地域別で見る
今回のこのダッシュボードは、時系列と地域別で見れるようですので、次は地域別で見ていきたいと思いますが、少し記事と長くなってしまったので、地域別編として別けて次回書いていきたいと思います。
さいごに
弊社はこのようなオープンデータのクレンジングも行えるMassteryというプロダクトを開発しております。データクレンジングをノーコードで簡単に実装できるツールとなり、もしプロダクトにもご関心ございましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
また、Massteryではデータクレンジング・データ整備に関する無料相談も受け付けておりますので、データクレンジングを検討されている方は、お気軽にご相談ください。
ご一読いただきありがとうございました!