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怒りは、邪気となって憑依する

(引用はじめ)
怒りは抑圧しても決して消失するわけではありません。押さえつけられた怒りは身体症状や病など、自らを表出するための「裏街道」を見出そうと、虎視眈々と狙っています。

(中略)

抑圧、排出された怒りは水で薄められ一見解消されたように思えても、実際には消失することはありません。それは消え失せることなく、比喩的に言うとある種の生命力のようなものを携えた「浮遊霊」や「邪気」のようなものとして、場に生きつづけます。
(藤見幸雄、痛みと身体の心理学)

ジャパニーズ・スマイルの背景には、凄まじい怒りが潜んでいることが多いそうです。しかし、抑えておいても、やがて消失することは無く、邪気となって場に生き続けるというのですね。やがて誰かに憑依する。そのような、スピリチュアルな表現が適切な現象が見られる。

怒りは生き物だと捉えておくといいと言うのでしょう。


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