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当たり前に、ありがたいこと

主に首から上の不調により、体調不良の真っ只中。
今回はなかなかの長期戦となってしまっている。

どんなに小さな症状でも
たったひとつ、なかったものが現れるだけで、日常は大きく変わってしまう。

そこで初めて、そのありがたみを痛感する。


たとえば「咳」ひとつ。

これまで全く咳をしていなかったのに、
症状が現れて、なかなか治らない時。

最初はあまり気にならなくても

だんだん胸やお腹は痛くなってくるし
何か言葉を発しようとする度に邪魔をしてくる。

呼吸は浅くなって
誰かに何か伝えたくても、スムーズにいかない。

よくある風邪の症状のひとつだとしても、なかなか辛いものだと思う。

「鼻詰まり」にしても
「のどの痛み」にしても
「頭痛」や「腹痛」にしても。

症状が現れた途端に、無かった時のありがたみを痛感する。

元気になれば、「あの時は辛かったな」と思いつつ、徐々に忘れてしまって、
日頃はそのありがたみを考えることもなくなってしまうかもしれないけれど

何か不調が現れるたびに毎回、

「ありがたい」って「有る」「難い」

めったにない
とか、有ることが難しいって意味だと古文の授業で習って、学生時代に感動し、納得したことを思い出す。



感謝して、元気になって、
またしばらくしたら忘れて…

不調が出たらまた思い出して。
感謝して、元気になって、また忘れて…

と、間抜けな事に元気になる度に何度でも忘れてしまう自分だけれど

今、元気なところについては
心から感謝して生きていかなければ、ともう一度心に刻もう。


“不調がないことが、当たり前であること”は、
とてもありがたいことなのだ。


今日も眠れない長い夜になるのだろうか。

外に出て、たくさん新鮮な空気を吸って
疲れて、眠る。

そんな穏やかな夜が、とても恋しい。


今日飲んだ薬と
体内の白血球さん、リンパ球さんなどなど。
もう少し、私と一緒に闘っておくれ…!





2024.3.20

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