銀河鉄道の父を見て
あらすじ
感想
父親とは…、
子とは…、
そして、家族とは…。
親として、子に何をして欲しいか望むのは自由だと思う。
しかし、強制することは親にとっても子にとっても良い方向に向かうとは限らない。子が、進みたい道を応援することも、子が悩んでいれば黙って支えることも親が子の一番の味方であり続けることも大切なのではないだろうか。
一人一人に親として子供をどう育てたいか、親の理想像が誰しもあるかもしれない。それでも、親が自分よがりになって子供に接してはいけない。
親として、子供と対話すること。それが例え喧嘩になったとしても、良いではないか。
お互いが牽制したままでは、前には進めない。
なぜなら、親も子も1人の人間だからだ。
対話をして相手の気持ちを理解することで初めて通じ合えるのでは無いだろうか。対話するとはそういうことだと思う。片方が自分の思いを喋るのではなく、お互いにその内に秘めた事を、真に話せた時に、初めて分かり合えるのだろう。
この映画では、主に父と息子が対話を通してお互いの気持ちを理解していく。時に喧嘩をし、お互いの言い分が食い違う場面が多くある。しかし、そこにあるのは息子の気持ちを理解しようとする父親の姿、紆余曲折しながらも必死に自分を見つけようとする息子。
親が子を信じ続け、子も親に認められようと努力し続ける。そう言った映画だった。
私もいつか父親になる時が来るかもしれない。そんな時、親として子の気持ちを知る努力をして、最大限に応える気持ちの余裕を持てるようになっていきたい。
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