「こだわり」の根っこ~信念を手放す~
先日、千葉県で塾を経営されている方からメッセージをいただきました。スポーツ関係者以外にも、大和のチーム運営に関心を寄せていただいているんだなぁと感動しました。そして、なんと、
#3000pv !
いろんな人に届いていると思うとうれしいです!
さて、今回は、私自身がどのように、自分のこだわりを知り、それを手放したのかを紹介しようと思います。
1.過去の経験
2.心理学、哲学との出会い
3.アップデート中
1.過去の経験
みなさんは出会ってきた方々から影響を受けていますか?それを明らかにすることで、あなたの指導の #こだわりや核 が見えてきますよ。
だれにでもある #成功体験 や #失敗体験 。それらが積み重なって、自分になっています。
私のバスケットの経験や成績は、以下の通りでした。
小学校:奈良県制覇。全国大会出場。オールスター大会選出。
中学校:地区大会1回戦。
高校:キャプテン。奈良県3位。近畿大会出場。国体選手候補。大学:ベンチメンバー(審判)
それぞれの時代に、素晴らしい指導者と仲間に出会いました。特に小学校の指導者は、今でもお会いすると背筋が伸びます。
多くの指導者と仲間に出会って、良くも悪くも影響を受けます。
「この手法が、子どもたちの力を伸ばす!」
「この関わり方が、勝利をもたらす」
「こうすると、良くなる」
「自分が経験したんだから間違いない」
そう思うようになりました。
私の場合、素晴らしい指導者に恵まれていました。
小学校ではNコーチ、Sコーチ。
中学ではN先生。
高校ではY先生。大学ではH先生。
私が大和を指導し始めたとき、練習を思い出し、声かけを思い出し、ベンチワークを思い出しました。
だって、素晴らしい指導だったからです。私は、それが正しいと思いますし、私の信念だったと言えます。
そこから私は、いかにteaching(教える)のかを考えていたように思います。時に励まし、時に鼓舞し。そして、時には怒鳴り散らしたり・・・
このような経験がすべてだと思っていた私でしたが、全力でそれを全うすることができませんでした。
なにか心のざらつきのようなものを感じていたのかもしれません。
もともと私は怒られるのも、人が怒られているのも嫌いでした。
だから、それを実行することができなかったのかもしれません。
2.心理学、哲学との出会い
そのように感じている中、先輩先生に一冊の #心理学 の本を紹介してもらいました。
偶然、それを実践している方とも出会い、その威力に圧倒されましたが、そのときの進んでいた道とは大きく異なっていたので、チームに浸透させたり私自身にフィットしませんでした。
しかし、 #池上正 さんとの出会いがチームの舵を大きく切る原動力になり、進んでいるうちに、教育哲学者の #苫野一徳 さんの本と出合います。
この3つ(心理学、池上正さん、苫野一徳さん)に共通するのは、
「人は本来、自由なんだ」
「人は人の自由を認める力を身につけられる」
ということ。特に苫野一徳さんの提唱している「 #自由 」と「 #自由の相互承認 」については、様々な場面で同じことが言えると思いました。少し長いですが紹介させてください。
公教育(学校教育)の最も大事な本質は、すべての子どもたちに、〈自由〉に、つまり「生きたいように生きられる」力を育むことにある。そう私たちは考えています。だれもが「生きたいように生きたい」と願っています。学校は、そんな子どもたち一人ひとりの「生きたい人生」を共に考え、それを実現するための力を育む使命を持っているのです。その一方で、それぞれがそれぞれの〈自由〉をただ主張し合うだけだと、激しい争いになってしまいます。その結果、自分自身の〈自由〉もまた失ってしまうことになるでしょう。だから私たちは、他者の〈自由〉もまた認め、尊重できるようになる必要があります。これを〈自由の相互承認〉と言います。この感度をしっかりと育むこともまた、学校教育の大事な使命です。
http://kazakoshi.jp/blog20170220/
※もっと詳しく知りたい方は、「どのような教育が『よい』教育か」を参照ください。
これらを教室で、体育館(バスケット)で、どのように実現できるのかを考えました。
3.アップデート中
私の場合、こだわりが薄かったのかもしれません。
「これ」と思っていたのですが、実は、「 #信念 」まで至っていなかったから、本や出会いによって変化していったのかもしれません。
でも、第2号「理念づくり〜子どもたちのへのコミットメント〜」
https://note.mu/masaymt/n/n19727c8e6112
でも少し触れましたが、人の価値観には、「 #かちこちマインドセット 」「 #しなやかマインドセット 」があります。
成功する、しないは人の見方によって大きく変わりますが、「しなやかマインドセット」でいることは大切なのだと思います。
仕事の話とリンクするのですが、2020年に「 #学習指導要領 」が大きく進化します。
その中に「 #学び続ける教師 」という文言もあります。
大和HPでも書いていることですが、私たち大人が「学び」を続けることで、子どもがアップデートされていくのではないでしょうか。
「大人になれば、変わることが怖い」
「大人になれば、もう変わらない」
とよく耳にしますが、
「本当ですか?本当に本当にそうですか?」
大和には、「昔は私も~と思っていたけど、案外、違いましたね」という保護者の皆さんがたくさんいます。
そんなチームになってきていることが、私のやりたいことだったんだなぁと感じています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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