困難な道のりこそが、希望を生む「いま、希望を語ろう」(読書レビュー)
あなたは、楽な道のりと困難な道のり、どちらを歩いていきたいですか?
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ある優秀なアメリカ人脳外科医がいました
彼は、家族を残し30代でこの世を去ることに
なります
彼が、どのように死と向き合ったのか
そして、生き抜いたのか
今日はそんな、死生観が磨かれる一冊を
紹介します
「 いま、希望を語ろう 」ポール・カラニシ
一言でいえば
「困難な道のりが、希望を生む」
◾︎内容
本書は脳外科医のポールさんが
ガンでなくなる最期の時まで、
痛みに耐えながら、書き上げた一冊です
前半は新人外科医としての葛藤、
後半は闘病と、家族の絆が描かれています
◾︎印象にのこったストーリー
本書の中で印象的だったのは
ポールさんと奥さまが、病気が発覚した後にした
ある決断です
それは、「子どもをもつ」ということ
「自分の看病と子どもの世話、
どちらも妻にしてもらわなければいけなく
なるかもしれない」
「私が死んだあと、妻を一人のこして
いいのだろうか」
「2人ですごす時間が減ってしまうかもしれない」
様々な葛藤が2人の脳内を巡ります
奥さまがポールに尋ねました
「子供と別れなければならないせいで、死ぬのがもっと辛くなるかもしれないって思わない?」
(本文より)
ポールはこう返します
「だとしたら、素晴らしいじゃないか?」
(本文より)
ポールは多くの患者たちの
生と死に立ち会ってきました
そして、こう考えたのです
「人生で大切な事は苦しみを避けることではない」
「最も楽な死が必ずしも最良の死ではない」
「私たちは子供を持つことに決めた。生き続けることに決めた。死へと向かうのではなく。」
(本文より)
この決断の末に、
2人は子どもを授かることになります
そして、ポールさんは
苦しみの中に、娘と過ごす時間という
最大の幸福を感じることになるのです
◾︎まさやん's 考え
「生きるのに忙しくなければ、
死ぬのに忙しくなってしまう」
ボブ・ディラン氏の言葉です
私たちは、今も確実に「死」への旅路を
歩んでおり、それがいつ突然、
やってくるのかはわかりません
以前、しばらく病室やベッドで
過ごしていたときに、あまりの時間の流れの早さに驚き、絶望感を味わったことがあります
そして、こう思ったのです
「このままじゃ、死に向かって生きるだけの
人生になってしまう」
「生きなければ」
「でも、生きるってどういうこと?」
「死ぬのを忘れるくらい、何かに必死になることじゃないかな」
「じゃあ、いまのキミは、何がしたい?」
「じゃあ、いまのキミに、何ができる?」
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◾︎さいごに
長くても短くても
たとえ困難な道のりでも
笑いの多い人生を
歩んで行きたいもんだなあ まさやん
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いや〜いい本でした!
読んでいただきありがとうございます☺︎