最近、年齢的なものか「人生」の意味について考えることが多くなった。 50近くの男性によくある「中年の危機」とか「人生の正午」といったところだろうか。 仕事について、キャリアについて、自分の残された人生について、気がつくとモヤモヤした気持ちになっている。 本も読み漁った。 カウンセリングも受けた。 いくつか心療内科も受診した。 筋肉注射も漢方薬にも手を出した。 だけれど、症状は改善するどころか、モヤモヤとした心の霧はますます濃くなるばかり。 頭の中では、 心に立ち込め
今回も家族のもとに帰る列車の中だ。 前回の投稿時は母が突然倒れた時だった。 その後、母は大事を逃れたものの、いまは田舎の一人暮らしをギリギリ続けている。 介護離職とはいかないが、キャリアを見直す時季に来ていることを実感する。 私は運良く「縁」に恵まれ、転職を重ねて今は4社目だ。転職のたびに年収もタイトルも上がった。転職活動は「成功」かと問われれば、それは「成功」だったかもしれない。ただキャリアの終盤に差し掛かり、自分が追い求めてきたものとは何か違う。 転職を成功させる
またまた自宅に帰る列車の中でスマホをとり 思いのままをしたためる。 今日の帰郷は想定外。 1時間ほど前、田舎で1人暮らしの母が倒れた、とご近所の方から連絡を受けた。母は今から病院に緊急搬送されるので、急遽、仕事を休んで列車に飛び乗った。 あらためて「遠くの親戚より近くの他人」という言葉を思い出し、ご近所さんの親切心に深く深く感謝する。 今から、母の顔を見るまでに3時間はかかる。 職場を後にするのは葛藤もあったが、最悪の事態を考えて帰ることにした。 あとから後悔はしたく
前回「お金」と「幸せ」について書いてみた。 私は仕事を通じて、いわゆる「富裕層」と呼ばれる世の憧れの対象となる人々と接してきた。 そんな時間の中で与えられる気づきは私の人生の羅針盤となる。 当たり前ではあるけれど、どんなに「お金」があっても大切な人を失う悲しみからは逃れられない。 私には、大切な人を亡くしたあとに続く人生は、自分が死ぬことよりも怖い。 どんな深い結びつきかあっても、別れはいつか訪れる。そんな当たり前のことは、富裕だからこそ、むしろ普段の煌びやかな生活の
単身赴任先から家族の元に帰る列車の中で、久しぶりに「筆」ならぬ、スマホを手に取ってみた。 私は何かモヤモヤした毎日を過ごす普通の中年男性。 趣味という趣味もなく、noteを始めてみたけれど、毎日毎日、そんなにエキサイティングなことも起きないから、noteのネタもない。 身バレを恐れずここに書くと、私は長年スイスの銀行に勤めている。 国内の富裕層を相手にするプライベートバンカーだ。ずっとお金持ちを相手に仕事をしてきた。仕事を通じて、お金持ちの生活を垣間見てきた。 カッ
いつか文筆業で生計を立てたいと思ってる。いや、思っていた。（過去形） 齢（よわい）50となり、天命を知るどころか、むしろ迷いが絶えない中年サラリーマン。 ゴルフも釣りも中途半端で、特ににこれと言った趣味はない。本屋に行っても気になる趣味の本もない。 何かに夢中になりたい、、と本屋に足を運び、趣味の雑誌の棚をひと通り眺め、立ち止まる。 「いやいや、ちょっとその改造車は痛いでしょ、、、」と心の中で呟きながら、車の雑誌を食い入るように見つめる同世代の男性を心のどこかで羨まし
