お金と幸せの関係
単身赴任先から家族の元に帰る列車の中で、久しぶりに「筆」ならぬ、スマホを手に取ってみた。
私は何かモヤモヤした毎日を過ごす普通の中年男性。
趣味という趣味もなく、noteを始めてみたけれど、毎日毎日、そんなにエキサイティングなことも起きないから、noteのネタもない。
身バレを恐れずここに書くと、私は長年スイスの銀行に勤めている。
国内の富裕層を相手にするプライベートバンカーだ。ずっとお金持ちを相手に仕事をしてきた。仕事を通じて、お金持ちの生活を垣間見てきた。
カッコよく言わせていただくと、
この歳になって、「お金」と「幸せ」の相関について深く深く考えさせられる。
確かに私が今日まで見てきた世界では、
「お金」があれば人生の問題は大抵解決できる。
だから、悩みが尽きない人生という長い旅路では「お金」は多ければ多いほどよい、という価値観に縛られる。
ずっとあっち側=「お金持ち」になれるよう長年働いてきたけれど、どこまで行っても「幸せ」は、その思考の延長線上にはないことに気がついた。
「0(桁数)が多ければ多いほどよい」
という金融特有の思考を取り除かない限り、本当の「幸せ」なんて見つからないんだ、と。
今夜、家族で囲む食卓が何よりも贅沢な時間。