コワーキングスペース生活 WeWorkとオフィスパス
2022/1/9更新 記事を書いてから8ヶ月経過したので変更点をアップデート
フルリモートワーク生活から2年弱。
最初は近所のコワーキングスペースの個室を借りていたけど、
「閉鎖的な空間によるストレス」「移動時間があまりないことでの運動不足」「コミュニティが機能していないコワーキングスペース」といくつか課題があったので、ここ一年くらい「WeWork All Access」と「オフィスパス」を併用している。
なぜWeWork All Access?
All Accessは2020年12月にリリースされた新プラン。
WeWork 全国7都市30拠点以上を、月額42,900円(税込)で自由に使えるプラン。
他のプランと比べての制約は、利用可能時間が平日8:30-18:00に限定されること。(一部拠点は平日8:30-20:00で使える)
※以前は基本9:00openで、一部拠点のみ8:30openでしたが、2021/12から全拠点8:30openに
WeWorkと他のコワーキングスペース/シェアオフィスとの最も大きな違い
WeWorkと他のコワーキングスペース/シェアオフィスとの大きな違いが、利用者が共感するパーパスがあるということ。
パーパス:人と企業が集まり、最高の仕事ができる環境を築く
ミッション:未来の職場づくりをサポートする
ビジョン:グローバルなコミュニティを構築
バリュー:正しいことを行う、共に努力し成長し合う、起業家精神を持つ、感謝の気持ちを持つ、人間として互いに優しく
最高の仕事ができる環境を実現するためのグローバルコミュニティ。
多様な人による多様な働き方があるからこそ、顧客とのコミュニケーションを通じてWeWorkで可能な働き方はどんどん変化していく。顧客はより良い仕事環境を求めて、WeWorkと一緒に環境をつくる。
パーパスに「人と企業」と企業より人が先に書かれていることに気づいた方は鋭い。WeWorkは企業より人を大事にしているのもいいところ。人を通じて企業を大事にしているとも言えると思うけど。
WeWorkの映画もあるようなので観てみたいな。
働き方を工夫する人
WeWorkという場は、働き方を工夫する人々が集まる場でもある。
共用部は基本フリーアドレスなので、毎日使う席を変える。
集中のために人の気配がほしい時は共用部で。
共用部でも話す内容がセンシティブでない場合はMTGをする。(WeWorkでは共用部でMTGをしている人がとても多い)
センシティブな内容を伴うMTG(商談/面談/1on1など)は、フォンブースや会議室で。
ワークショップや研修をする時は会議室で。
集中作業をする時は集中ルームで。
仮眠する時はナップルームで。
瞑想も共用部で。(周囲の雑音を受け流す瞑想をすると、共用部でも集中力を発揮しやすい)
朝はホットコーヒー&豆乳を、昼はカフェラテを、夜はビールを。
公園で散歩がしたい時は公園が近くにある拠点で。
映画が観たい時は映画館近くの拠点で。
共用部のBGMが気になるのでノイズキャンセリング機能付きヘッドセットを導入。
PCでセンシティブな内容の資料を読んだり書いたりするので、覗き見防止フィルターを導入。
拠点移動しながらもサブディスプレイが使いたいのでDuet DisplayでiPad Airをサブディスプレイに。
WeWorkを使っているので「最高の仕事ができる環境」は追求していきたい。
以下ではその他の細かな差別化ポイントに触れていく。
コミュニティがある
WeWorkの各拠点には、コミュニティマネージャー率いるコミュニティチームがいる。同じ拠点に繰り返し足を運んでいると、顔なじみになりちょっとした話をするようになる。そのお陰か自分の居場所であることを感じられ、自分のオフィスのようにWeWorkが感じられるようになる。
commmuneを使ったオンラインコミュニティもあって、FacebookやTwitterのようにcommmune上でWeWorkメンバーがコミュニケーションを取っている。オンラインイベントや部活もあって、ぼくは最近できた映画部とアート部に参加している。
大きな窓があり時間と天気の変化が感じられる
個人的にはこれがWeWork体験の中でもかなり価値ある体験だと思っている。
アートがある
日常生活の中で、アートに触れられる機会があるか?も、ぼくにとっては重要なポイント。
美味しいコーヒーがある
拠点によって導入されているものは異なるけど、STREAMER COFFEE COMPANYのホットコーヒーとアイスコーヒーにエスプレッソマシーンをよく見かける。
仕事を始める前のコーヒー、ランチ後のコーヒー、コーヒーブレイクのカフェラテなど、生活のリズムをつくりやすい。
1杯300円くらいとして、日に3杯で900円、20日で18,000円。
美味しいコーヒーが飲めるもので平日にほとんどコーヒー屋にお金を使わなくなった。
豆乳が飲めるのも嬉しい。
美味しいビールがある
よく置かれているのはプレミアムモルツとヒューガルデン。
最近は一部拠点でヒューガルデンロゼが提供されていた。
仕事終わりにビールブレイクをしながら一日をふりかえる。
1杯500円くらいとして、1日1杯で20日で10,000円。
コロナ対策
外資系企業ということもあり、コロナ対策がしっかりしているのも安心ポイント。受付時にサーモグラフィカメラで検温、ゴミ箱付きフロアディスペンサーが沢山設置されている(こまめに除菌ペーパーで除菌できる)、共用部は使用したら除菌清掃するルール、WeWorkスタッフがまめに除菌清掃してくれている。ソーシャルディスタンス対応で、席と席の距離を空ける配慮もある。お話NGな集中ルームもあり、1回1時間まで利用可能なフォンブースも沢山あり、好評なようで追加もされている。会議室と同じくフォンブースも予約できる。
利用者が多いので利用拠点でコロナ感染が発生したことがあるけど、情報開示が迅速ですぐに感染者が利用していたフロアを閉鎖して消毒など進めていた。このあたりも信用しているポイント。
比較的民度の高そうな利用者
これは近所のコワーキングスペースとの比較になるけど、コワーキングスペースを長時間利用していると、コワーキングスペース利用者と生活を共にすることになるので、利用者の生活意識の違いとは多々衝突することがある。
小規模なコワーキングスペースほどマナー違反が多く、WeWorkは比較的民度が高くマナー違反が少ない印象。生活の中でストレスが少ないのって大事。
その他、環境面の評価ポイント
大企業のオフィスなんかで起きがちなトイレの個室を長時間利用している人がいて、トイレで待たされる問題。WeWorkの拠点はトイレの個室が多く、トイレで待たされることはあまりない。
停電対策としては非常用電源を導入しているオフィスビルが多いので、いざって時には非常用電源が稼働すると思われる。
他にもWeWorkの魅力は沢山あるけれど、一旦ピックアップするとこれくらいかな。そして続いて併用しているオフィスパスへ。
なぜオフィスパス?
WeWork All Accessが平日夜と土日に使えないもので、そこの時間用に使っているのがオフィスパス)。
※2021/12月にプラン追加されていて、ベースプラン(月額15,258円(税込)は月31回まで使用可能、プレミアムプラン(月額26,400円(税込))は利用上限なしでリージャス店舗も利用可能。
コワーキングスペースの共用部が使い放題になるもので、制限としては1日に1箇所あたり4-5時間と利用時間に制限がある。都心だと使える場所が多いのも利点。
コワーキングスペースのドロップイン相場が3時間で1500円くらい。
平日夜に毎日使って月に20回、土日にそれぞれ2箇所ずつ使って月に8回。
月に28回ほど3時間利用すると42,000円。
WeWorkと同じくフォンブースを導入するコワーキングスペースが増えている。有料フォンブースもドロップイン金額を省いた値段で利用可能。1箇所あたりの利用時間を超えて使いたい場合は、「オフィスパスに加えて2時間使いたい」と伝えると2時間ドロップインを購入して計6時間利用といった使い方もできる。
ちょっとマニアックな使い方だと、ランチや通院の予定と合わせて使うと便利。行きたいレストランや病院がWeWorkと離れている時によく使っている。
イメージ:家→オフィスパスで近所のコワーキングスペース→通院→WeWork
まとめ
ちょっと前にワークスペース紹介プラットフォーム担当の人にインタビューされた際に、「色んなコワーキングスペースユーザーに話を聞いてきたけど、こんなにコワーキングスペースを使い倒している人は初めて会いました」と言われたのを思い出す。自分の中ではこの生活スタイルが普通になってしまっているけど。これから働き方はどんな風に変化していくのか。