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【オープン社内報】直クラにこだわる理由・クライアントとの向き合い方

こんにちは。スカイベイビーズ代表の安井です。

先日、オンラインでちょっとした会社説明会を行いました。スカイベイビーズを「働く場」として面白がってくださる10名をお迎えし、デザイナー2名とPR担当の計3人が、あーだこーだといろんな話をしました。

そこで、20年近くキャリアのあるデザイナーの堤が、こんな風に話していたんですね。「スカイベイビーズは良いクライアントさんが多い。代理店をはさまずに直接契約しているので、スケジュール調整などにも気軽に応じてくださいます」と。

業界では「直クラ」なんて言いますが。この直クラが、メンバーの「働きやすさ」に影響していると考えています。前回のnoteでもちらりと書きましたね。

今回は、オープン社内報と銘打って、メンバーに向けて「直クラにこだわる理由」と「クライアントとの向き合い方」について改めてお話したいと思います。

直クラにこだわる理由

基本的に私はクライアントを選びません。「スカイに依頼したい」というお声がかかれば、可能な限りお手伝いできることを考える。営業メンバーが一生懸命、繋がったクライアントとは、ぜひお付き合いしたいと思っている。

ただ、「直接契約できるか」には腐心してきました。

冒頭で述べたように、クライアントと直接、スケジュールを調整することができると、ライター、デザイナー、コーダーといった制作陣が、無理なく、余裕をもって制作に向き合えるようになるのです。そして、直接、クライアントからフィードバックをもらえるので、無駄なく、「本質的なクオリティ」を追求できるようにもなります。

直クラにこだわるようになったのは、私自身が代理店さんからの仕事をものすごい量こなしてきた過去があるからです。

遡ること今から20年近く前。私は編集者として、代理店さんからのお仕事で自分のビジネスを拡大させていました。ありとあらゆる代理店さんの門を叩き、多くの経験を積ませていただきました。しかし、夜中の3時に電話をかけてくる代理店さんがいたり、やっぱりしんどかったですね(笑)。クライアントさんの意向ではなく、間に挟まっている代理店さんの意向に振り回されて、工数が倍になる、なんてことも。

そのとき、編集者(ディレクター)にとって、「無駄なクリエイティブ作業を削減すること」も重大な価値発揮なのだと認識しました。制作プロセスをできる限り簡略化しないと、制作陣が潰れてしまうことを身を持って体感しているのです。

クライアントを選定基準は、心ひとつに取り組めるか

「クライアントとの向き合い方」として、知っておいてもらいたいことが2つあります。

ひとつは、クライアントの選定基準について。「クライアントは選ばない」と言っておきながら、実は、ほんの少しだけ選んでいます(笑)。

スカイベイビーズのクライアントは主に、企業の人事やマーケティング、経営企画の担当者さんであることが多いのですが。ご本人が「やらされている状態」であるときは、お付き合いが難しいなと思っています。また、「なぜこの制作物が必要か分からずに発注している状態」もお断りすることがあります。我々がご一緒するような、採用サイト、企業サイト、ブランドサイト、オウンドメディアは、ただ見てくれの良いものをつくって終わりではありません。

企業独自の課題を解消するために、はたまた目標を達成するために、私たちも一緒になって取り組む「一大プロジェクト」なんです。心をひとつに取り組むことができるのか、はとても大事にしています。

営業へのリスペクトを

もうひとつは、社内的なメッセージになってしまうのですが、クライアントをリスペクトする前に、「営業という職種」に対するリスペクトを持ちたい、ということです。ときどき、クリエイティブを担う人のなかで営業へのリスペクトがない人がいるんですよね。これに関しては、なんでだろう?と疑問でしかなのですが。

そもそも、クライアントとなり得る人々と繋がることの難しさ。人として信頼してもらい、実際に契約してもらうことの難しさ。直接クライアントと繋がること、契約することは簡単ではありません。

もしかしたら、営業がどんな風に日々動いて、どんな風にクライアントと関係を構築しているのか、想像がつかないことに起因しているかもしれませんね。

営業という仕事を深く知って、その価値を理解した上で、クライアントとも向き合いたいものです。クライアントと営業との豊かな信頼関係があってこそ、本質的なクリエイティブが追求できるということも忘れてはいけないと思います。


★Web制作、ブランディング、マーケティング支援などを行っています。

★とはいえ「クリエイティブ・カンパニー」と一言では括れなくなっています。

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