選択肢は「たくさん」あったほうが、楽しい。
こんにちは。スカイベイビーズ代表の安井です。
Web制作会社スカイベイビーズの社長になって、丸7年が過ぎようとしています。スカイベイビーズは私が創業した会社ではありません。実は、社長を引き継いだのです。
では、なぜ社長を引き継ごうと考えたのというと、「選択肢をたくさん持っておきたい」という考えがあったから。キャリアの余白のなかで新たにできるものがあるとしたら、「社長」だなぁ。じゃあやってみるかぁ、と。
私にとっての「自然体」のひとつは、「選択肢がたくさんあること」なんです。今日はこのことについてお話しします。
選択肢をたくさん持っておきたい理由は、ポジティブではありません。気づいたらそうなっていたというのが正しいです。
すこし、昔話をします。大学時代、私はバイトをあほほどやっていました。飲食店のウエイター、グラタン屋の店長、ホテルのフロント業務、宅急便、林間学校でおねしょをする子を先に起こして一緒にトイレへいくバイト、アイス工場でひたすらブッセをのせるバイト。せっかくだから、といろいろやりました。
その後、劇団ひまわりに就職するのですが、自発的だったのか、環境がそうさせたのかわかりませんが、マルチタスクだったんですね。忙しいくせに、「チラシのデザイン、やっていいですか?」とさらに仕事を増やして。ええやん、楽しそうやし、と。舞台の制作をたくさん抱えながら、自分で自分のミッションを増やしていきました。
20代の終わり、東京の編集プロダクション・アソブロックに参画することにしました。まさに異業種転職で、めっちゃしんどかった。自分の不甲斐なさに泣きそうになりました。
でも、できることを一個ずつ増やすしか方法はありません。まとまって勉強する時間もありませんから、仕事をしながらできることを増やしていきました。
振り返ってみると、「面白そう!」「やってみたい!」といろんなことにアンテナを張って興味を持って、やりたいことを増やしてきたのではありません。「目の前のことを習得しないと生きていけない!」という生存本能だったのだと思います。ほらね、ポジティブじゃないでしょう。
私は、できないことがあるのが嫌いなんです。できないことが多いと生きていけない!自分は何も持っていない!と思っていたから。でもその結果、「自分でできるようになったら楽しいじゃん。喜んでくれる人が増えるってことじゃん」とドライブがかかっていったことも確かです。
回り回って今思うことは、「選択肢はたくさんあった方が楽しい」ということ。「選択肢が多い状態」が、私にとって自然体で生きること。
スカイベイビーズは、メンバー全員が兼業家でリモートワークです。メンバーにとってスカイベイビーズは、「複数あるうちの大切な一つの居場所」として存在しています。「自分が自然体でいられる場所」「フラットでいられる場所」は、一つに限定されるものではなく、複数あることが、心の平穏を保つ上でも重要なんだと思います。
新しい居場所として、「スカイベイビーズ」を見つけてくれたら嬉しいです。
★こちらも僕が大切にしている価値観です。
★大切にしたい価値観は、気づいた時につぶやくようにしています。