“恋する志”を成就させるには?
どうも、南日です。
前回の志の記事ですが、やはりグロービスMBAの方々から多くの声を頂きました笑。うれしいです!
恋といえば、ということで懐かしのロッカーの写真を張っておきます←
今回は前回記事の「志があるとき、ないとき」の記事の続きを書いていきます。
※まだ読まれていない方は、この記事をざっと読んでみてください
改めて分かったことが、やはり志を設定しても人の行動って中々変わらないなということです。
今回は、その志を加速していくための秘訣をお渡ししてきます!
はじめに
前回記事を読んでもらったので分かると思いますが、恋する志についての理解は深まったかなと思います。一応サマリーを書いておくと、、、
・“恋”ができる志を設定しましょう
・志は“現状の外”で設定しましょう(認知科学的に)
・“8つの領域”で志を設定していこう
・志は“仮説検証”でいい。探すな、作れ!
でした。
でも、実は大事なものがいくつか抜けています(←最初に書け)。
今回は、その大事なものが何か?ということについて簡単に書いていこうと思います。
この記事から得られること
未来の志の実現に向け、志とセットで必要な基本的なことが理解できます。
聞けば、「そんなことか」と感じるかもしれません。ただ、その基本をやらないから志が単なる夢で終わってしまいます。
行動の側面と、マインドの側面が大きくあるとして、今回は行動の側面に振り切って話を進めます(網羅性を担保した記事は次回書きます)。
前回同様、自分の未来の志と対話しながら読み進めてください!恋を成就させていきましょうw
恋する志を設定し、自分に起きること
最初に、恋する志を設定した時に自分に起こる心象風景を共有します。
仮に恋する志が設定出来たとします。そうするとその未来側の志に向かって、脳みそが働いてくるはずです。
「アンテナが立つ」とかよく言ったりしますよね。
人間の脳は、普通に過ごしていると大量の情報を知覚してしまい脳が処理できなくなってしまいます。
そのため、無意識的に人は情報の取捨選択をしているのです。
(例えば・・・)
ランチするために街に出るとレストランが多く目に入り、宝石店などは目に入らなくなります。メルセデスを買う!を目標にすると、街中でメルセデスがたくさん飛び込んできます。
ちなみに僕は、メルセデスベンツが好きなので、基本的に街に出ると大量のメルセデスが目に入ってきて、誰でもベンツ乗れるんやって思ってしまっています笑
これをあえてメタ認知すると、逆に入ってこない情報も存在するわけです。そうです、プリウスや軽自動車は1ミリも目に飛び込んできません笑
いわゆる盲点ってやつですね。
このように、
・人は自分の志の方向性によって「アンテナ」が立ち、
・入ってくる情報を「無意識的に取捨選択」している
ということが分かります。
言い換えると、人は「未来の志への道筋が見える脳の仕組み」が備わっている、ということです。
普通に考えると分かることですが、改めて分析すると面白くないですか?笑
ちなみに、僕は面白いと思いました笑
こうしたことを理解した上で、自らの志を設定するとどうなるか?ということを考えてみてください。
当然、未来の志を設定しているわけなので、それに必要な情報が入りやすくなるはずですよね?そして同時に入ってこない情報もあるはずです。
もうわかりますよね?
だからこそ、
恋ができるほどの志が必要なんです!!!
ぶっちゃけどうでも良い志だったり、或いはすぐに到達しそうな志を立てていても、自分に入ってくる情報は全く変わりません。ゆえに行動も変わるわけがないです。
input(世の中の情報) → process(脳の価値基準) → output(行動)
としたときに、processの価値基準が書き換わると行動が変わるというのが理解できると思います。
これに必要なのが、恋する志です!!
恋するとその人に夢中になり、その人の優先度が爆上がりしますよね?そしてどうでもいい人の情報は入ってこなくなったり、勉強の優先度が落ちたりするはずです。
これは、志によって自らの価値基準が書き換わることと同義です。
(大事なので繰り返し言いますが、、、)
だからこそ、恋するほどのゴールじゃないと価値基準が書き換わらないし、書き換わらないから優先度も変わらず世の中から入ってくる情報も変わらないし、結局行動が何も変わらないという悲しい状況に陥ります。
これに陥っている人が、いわゆる志迷子とか、キャリア迷子ということで、志を立てたのに何も行動が変わらない!というカラクリなんです。
冷静に考えるとシンプルなんですけどね。
恋する志が人の価値基準を書き換え、そして人の行動が変わることに直接影響をしている、ということを理解してもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです。
志の実現に必要なこと(行動面)
さて、本題に入ります。こうした志の実現をさらに加速させるためには何が必要か?ということを説明していきます。いよいよ恋を成就させましょうw
最初に結論を書くと、「志に”責任性”を持たすこと」です。
責任性って何?って思いますよね。ものすごくラフに言うと、一歩目を踏み出そう!ということです。決断とも言えるでしょう。
この一歩目をどう設定するかは本当にケースバイケースではありますが、あえていうとするならば大きく2つに分類されるかなと感じています。
1)【新たな行動】〇〇を新しくやります。これを今月中に一度体験します
2)【辞める行動】〇〇を辞めます。これを今月中に辞めるために部長に話します
小さな一歩でいいんです。志として大きなストーリーを語るところまでは誰しもができるようになります。
ただ、未来に向けた新たな行動、或いは未来にとって不要なので辞める行動を決めて、そこに一歩目を踏み出すのには実はかなりの勇気がいります。
客観的に見ると、「え、そんなことで躊躇するのかよ」って思うんですが、自分事となると結構躊躇するんですよね。面白くないですか?笑
例えば私の話だと、カーレース好きなんで南千葉サーキットに行ってくるんですが、それすら最初は躊躇しました。ノールックで行けよって思うんですが、出てきた言い訳としては・・・
・1日で10万円もかかるのかよ!高い・・・。昇降デスク買えるやん、、、
・実はe sportsで満足してるから、わざわざ南千葉までレンタカー借りていかなくてよくね。ぶっちゃけ面倒だな
・いや、本当は実際の運転そこまで好きじゃないかもしれない
これらは、ネガティブセルフトークと言うもので、脳がクリエイティブにどんどんやらなくて良い理由を出してくるやつです。誰にでもあるやつです。
人って、嬉しい記憶と怒りの記憶、どっちが思い出しやすいかというと後者です。残念ながらネガティブな方にアクセスしやすいんですよね。
リスクを認識することが生きる上で必要不可欠だったので、脳の構造上しょうがないものなんです。脳って可愛いですね。そう、可愛いなお前って思うのが良いんですよ。
要は、人は現状維持が大好きってことです。誰にでも起きることなんで、安心して軽やかに跳ねのけていきましょう!
新たな行動にはエネルギーも必要かもしれませんが、志に向かうにはこの小さな一歩がめちゃくちゃ大事なんです。
この一歩目を踏み出せるか否かで、志に生きれるかどうかは決まります。
どうしても一歩目に躊躇した時は、
「お、脳みそ君、お前可愛いな。可愛いな!!!」って言って意識に上げてみてください。くだらないなと思って行動できるはずです(ほんとかよw)
一歩目は、誰しも勇気が必要
ということで、有名なあの言葉で今日のNoteを締めくくろうと思います。
That's one small step for man,
one giant leap for mankind.
(人間にとっては小さな一歩だが,
人類にとっては大きな飛躍である)
By Neil Alden Armstrong
客観的に見ると本当に小さな一歩だけれども、あなたの志を実現していくためには大きな飛躍である。
そう信じて一歩目を踏み出すことをやっていきましょう!!!