その背中を追って

人生で初めて箱根駅伝を現地観戦した。

こんなに駅伝が好きな僕だけど、現地観戦するか悩みに悩んだ。仙台への帰省もあり、早めに東京に戻ってくるか、仙台で誰かと一緒にテレビ観戦するか。悩みに悩んだ末、東京にいる1年だから行ってみようと思い現地へいくことにした。

行って良かった。これほどまでにいろんなことを感じられる1日になるとは。

道路の先から選手の姿が現れたとき、他のレースとは違う鼓動の高鳴りを感じた。

この日のために人生を捧げてきたこと、次に待つ仲間へ襷を届けること、声をかける監督の言葉。いろんなものを考えたら、選手が刻む一歩一歩に感動してしまった。

自転車よりも速いスピードで20km以上の距離を走りきる。この人たちは一体どれだけの努力をしてきたのだろう。

その結果に嬉しいもの、悔しいもの色々な感情があると思う。しかし、僕たちファンは応援することしかできない。どうか頑張ってほしい。

そう21人のランナー達が走り去っていく背中を見て願っていた。