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幻影

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思い出したあのときのこと
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記事一覧

戦友とは"翼"を授けてくれる人たち

29歳になった。自分が20代最後の1年を迎える、というかあと1年で30歳になることを未だ信じられ…

「まともにならなければ」という呪い

ずっと何かに追い立てられている。清潔感のある服装をしなければ、年収はこれくらいでなければ…

旅と内省と世界のこと|広島旅行記

8月の初旬、一人旅で広島に行った。幼い頃、夏休みになると年一回祖父と旅行に行ける機会があ…

"繋がり"の暴力性、そして

ある人に「明日の夜空いてるか?」と聞かれて、空いてると答える。とある懇親会のようなイベン…

夏の絶不調日記

舌にできた口内炎がなかなか治ってくれない。正しくは舌炎というらしい。 毎日チョコラBBのド…

居心地が良い場所と悪い場所がある世界

関東では梅雨が明け、体が暑さに順応していく間合いを無視するかのように気温が甚だしく上昇し…

「わたしは怒っている」に思い出した自分が生きてきた過去のこと|ドラマ『虎に翼』を観て

関東では梅雨入りして、雨がちだった週末。周囲からよいと勧められていたNHKの朝ドラ『虎に翼』を最新回まで観た。 このドラマを観て自分は何を思いだしたのか。何を感じたのだろうか。 “女性の怒り”をポップに消費してしまっていた10代小学生から中学生にかけての時代、怒れる女として叫ぶ姿が休日の昼下がりにテレビで放送されていた田嶋陽子さんのことを友達がモノマネして茶化していた。自分は何も知らず無邪気にそのモノマネを笑っていた。 中学2年のとき。S先生という50代の女性の教師がそ