ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
良い習慣を身につけるための「最小習慣」について解説した本
最小習慣(Atomic Habits)による小さな変化が驚くべき変化をもたらす、と本書は主張しています
良い習慣を身につけるコツとしては、まず「なりたい姿」に意識を向けることだと説明しています
習慣につながる行動変化には「結果」、「プロセス」、「アイデンティティ」の3つの層があって、目標や結果ではなくまずは自分がどんな理想の姿になりたいかに意識を向けて、そこから目標や結果に意識を向けるというのが印象的でした
また具体的な行動として、良い習慣を身につける4つの法則も紹介されています
1. Make It Obvious(はっきりさせる)
実行意図の公式:
わたしは「いつ」「どこで」「何を」する
例:わたしは午後5時に事務で1時間運動する
習慣の積み上げの公式:
現在の習慣をしたら、新しい習慣をする
例:仕事用の靴を脱いだら、すぐ運動服に着替える
2. Make It Attractive(魅力的にする)
誘惑の抱き合せ:
「したい行動」と「する必要のある行動」をセットにする戦略
例:・昼休みから戻ったら、3人の見込み客に電話する(必要なこと)
・3人の見込み客に電話したらネットニュースを見る(したいこと)
3. Make It Easy(易しくする)
良い習慣に伴う抵抗を減らす&悪い習慣に伴う抵抗は増やす
例:・良い習慣 運動のためにトレーニングウェアなどを前もって準備する
・悪い習慣 スマートフォンを他の部屋に置いておく
4. Make It Satisfying(満足できるものにする)
習慣を長続きさせるには、たとえほんの少しでも、成功したとすぐに感じることが必要
例:ネットフリックスをひと月我慢したら、貯金口座に10ドル入れる
良い習慣を身につけようと思っても、長続きしなかったり、いつの間にか先延ばしにしてしまったりとかは誰にでもある経験かと思います
いきなりガラリと今の習慣を変えようとするのではなく、小さな変化を積み上げていくのがよい習慣を身につける早道かと思いました
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ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣