【#読書メモ】ピコ太郎のつくりかた
PPAP作成の裏側が知れる一冊。PPAPの要素である、音楽や間、拡散、笑いについて深く言及されている書籍。
【特に気になった言葉まとめ】
【目次】
第1章 スキマで生き残る
第2章 誰にもわからないこだわりと誰にでもわかる伝えかた
第3章 技術がヒットを生む
第4章 世界でバズる方法
第5章 世界と向き合うコスプレ力
第6章 最終的には愛なのさ
【著者プロフィール】
古坂 大魔王 Twitterアカウント @kosaka_daimaou
日本人唯一のYouTube週間チャート世界第1位!累計4億4千万回再生。日本人として26年ぶりビルボードチャートイン。世界で一番有名な日本人エンターテイナーピコ太郎を生んだ。
もしかしたら知らない人もいるかも知れないので、ピコ太郎のPPAP動画を貼っておきます。
【特に気になった言葉①】
「どうせ」と言う人には成長はない。「なんで」という目で世界を見よう。
「どうせ」と他人を悲観でいるということは、その他人の人生をきているとうことだ。「なんで」と興味をもつとうことは自分の人生をきているとうこと。評論家になるな。すべての情報を自分の成長の糧にしよう。
「”探す”と”見つかる”んです。当たり前だけど、重要な意識。」でも書きましたが、情報をどうやって見るかだけで、人の成長は大きく変わると思う。
【特に気になった言葉②】
こだわるというのは、詰めこむということではない。お客さんの気持ちになって、心地のよい余白を残しておくことも大切なのだ。
人が咀嚼できる情報量を想像することって、情報の1つ1つの価値が下がっているから時代だからこそより重要ですよね。
【特に気になった言葉③】
簡単に言うと、「PPAP」は、お笑いの基本である、「緊張と緩和」という技術を使っている。「こいつ何言ってんだろう」と最初に思わせておいて、「実はこう」と言うと、安心感があるから笑ってもらえる。これは結構、日本のお笑いでは使われる技術。
そういう基本があるだなと思った箇所。一回お笑いを分析した本を読んでみたい。あるのかな??
おわりに
前田裕二さんとの対談「愛されるコンテンツの造り方」でも感じ、この本でも感じたことだけど、”愛”を大事にしている人だなと。
【その他に気になった言葉】
作品を編集するときには、Q(クエスチョン)とA(アンサー)の緩急のつけ方も大事なポイントだ。ストーリーテリングをする際にQ→A→Q→A→Q→Aとつなぎ、ラストでQを投げかけて次の話の始まりにつなぐ。アメリカのドラマはそこがとてもうまい。1話見るだけでもワクワクドキドキするし、見終わったときには、早く次の話を見たくて待ち遠しくなる。ただ、クエスチョンとアンサー理論は大切だけれど、最近のバラエティ番組を含めてテレビの娯楽番組は、あまりにもQを多用しすぎているようにも感じる。
人生に無駄はない。紆余曲折を経てさまざまな仕事を経験し、ときには回り道をしているように思えても、そのときの苦労や工夫はあとでつながって全部活きる。努力はそのとき報われなくても、努力した自分ができ上がっている。今自分がしている経験は、すべて将来に活きる「芸の肥やし」になる。
何やってもいいから、1番になれと。でも1番になったら2番目を引っ張れと言われた。「まずは1番を倒せ。ただ、倒した後はちゃんと手を差し伸べろ。そうでないと、あんたの意見は通んねえよ。下から上にしゃべっても誰も聞いてくんないよ。上から手を差し伸べていたら、いざというときにいろいろ聞いてくれるから。まず自分が勉強して、強くなって、上に上がる。そしてそこからやればいいから」
「give give give」
人に好きになってもらうと、いろいろなことが上手くl進む。その愛を得ようと思った、まずは人を愛することだ。こちらから相手を好きになる。相手を調べる・想像する。それが基本。
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