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Clubhouse疲れを感じた僕は4日目にして通知をオフにした
株式会社Peer Lodge代表のまささいとうです。いいね機能がなく、視聴回数が見えない招待制の音声アプリ「Peer Radio(ピアラジオ)」をつくっています。
昨日まで3本、Clubhouseに関する記事を書いてきました。
▼グロースの裏側にある、Clubhouseに招待してもらいたくなる心理とは
▼実際にClubhouseを使ってみて感じたこと
▼メルカリで招待枠が売られるほどのClubhouseの熱狂について
今回も引き続き、Clubhouseについての記事です。
使い始めて4日目でついに通知をオフにしたんですが、そのあたりの背景となったClubhouse疲れについて、書いてみました。
通知の頻度が半端ではない
Clubhouseは、通知の頻度が半端じゃない印象です。
フォローしている方が配信を始めると通知が届く仕組みになっています。フォローしている方が増えれば増えるほど、通知の頻度が増えます。
著名人の方が著名人の方をinviteしてコラボ配信が始まり、そうするとinviteされた方側のフォロワーにも通知が飛んで来る、という。
この通知のあり方には「すごい!」という声もあれば、ネガティブな意見もちらほら。
Clubhouseは「自分がフォローしている人が配信を始めると部屋が並んだり通知が届く」システムなので、インフルエンサーがリーチを広げるためだけに別のインフルエンサーを巻き込んで大部屋でしゃべる、という構造が昨日あたりからのトレンド。話は分散しているし聞きづらく飽きられやすい悪手と思う。
— Yukiya Okuda / ツク郎くん™ (@alumican_net) January 28, 2021
Clubhouse通知めんどい。ソーシャルグラフのハックがうまく、知人の名前表示して興味喚起するけど、リアルタイムで聞くコストと見合わないルームが多い(発信側はだべってるだけだから当たり前)だんだんサービス自体の期待値が下がってリテンションも下がりそう。n:n × 同期型のサービス難易度高い。
— Matsumoto Ryosuke / カンカク (@Ryo_mats) January 26, 2021
普段からLINEもFacebookもTwitterもわずらわしくて通知オフにしてるんですが、Clubhouseの通知にももちろん耐えられるはずもなく、ついにオフにすることに...
通知頻度が変えられるようになっているので何度か調整してみたんですが、あまり体感的にはよく分からず...
clubhouseの通知をinfrequentに変えたのに、通知多すぎる!!開けてしまいたくなる!!!
— 西澤理花 | Rika Nishizawa (@rika2438) January 27, 2021
みんな通知どの頻度にしてるんだろ
こんな風に一定期間通知が来なくすることも出来るみたいですが、一旦通知はオフにすることにしました。
参加できなかった時に損した感覚になってしまう
著名人の方が日中から常に配信し続けている状態なので、1日中通知が鳴り止まず、通知からアプリを開くと、アーカイブされないため聞き逃してはならないという気持ちになって、滞在時間も増えてしまう。
「時間が溶ける」とClubhouseはよく言われていますが、まさにその恐ろしさがあります。あとは通知が来ても予定があって聞けなかった時、何だか損した気持ちになってしまっているような気がして。
「聞き逃してはなるものか!」と気負いながら生活しているようで、少し気疲れを生んでしまう感覚がありました。
参加してたら何となく勉強した気になってしまう違和感
聞き逃さないように常に流していても、YouTubeやNetFlixなどと違ってダラダラ時間を浪費している感覚がなく、何となく勉強した気になっているような感覚がありました。セミナー聞くだけで何だか満足、というような。
自分が起業家でサービスをつくる立場だからかもですが、やっぱり人は人、自分たちは自分たちで、いくら誰かの話を聞いていてもサービスが良くなることはなくて、自分たちのサービスと向き合い続けるしかなくて。
著名人の方々も常に学びの多い話ばかりしているわけではなく、雑談的な内容も多いので、ただミーハーで聞いているだけ、みたいになってしまう時間も多く。
話聞きたい人のオンラインサロンに入ったり、Twitterなどで動向をチェックするだけで、今の自分には十分かなと感じました。
キラキラ感への疲弊
そろそろ招待枠も色んな方に広がりはじめ、「Clubhouseはじめました!」「アカウントフォローお願いします!」「xxのrooomで●●さんと話しました!」などのスクショがSNSに並ぶように。
スクショの嵐の中にも、人の様々な感情が見え隠れして、知らず知らずの内にだいぶエネルギーを消費している感覚がありました。
常時接続の生む疲弊とどう向き合うのか
ここまで書いたようなClubhouse疲れを感じて、4日目にして通知をオフにすることを決めました。
Clubhouseと接続し続けた4日間は、毎日講演会や交流会に参加しているような、常にスイッチONの外交モードで居続けないといけないような感覚がありました。
誰かと常時接続しているような未来は必ず来るだろうと思いますが、常時接続するサービスが流行っていく一方で、そこに対して疲弊していくユーザーも必ず出てくるだろうという印象があります。
これはどちらが良い悪いという話ではなく、合う合わないの問題かなと思っています。
個人的には、やっぱり自分には誰かのペースを気にせず、のんびり1人で録音する方が向いてるなあという感覚です。夜中にこんなツイートばかりしてしまう始末。
夜にClubhouseで誰かと話す気力がない…皆すごい…
— まさ さいとう@ Peer Radio(ピアラジオ) (@masashignio) January 27, 2021
常時接続で毎日ずっと誰かと過ごせるのすごい…やっぱり自分には誰かのペースを気にせず、のんびり1人で録音が向いてるなあ…
— まさ さいとう@ Peer Radio(ピアラジオ) (@masashignio) January 27, 2021
ただ、Clubhouseは未来的でワクワクを感じさせてくれる素敵なサービスだとも思っているので、通知オフにして自分のペースで友人に誘われた時や自分の聞きたい時だけ、ゆったりと楽しんでいきたいと思います。
おわりに
いいね機能がなく、視聴回数が見えない招待制の音声コミュニティ「Peer Radio(ピアラジオ)」をつくっています。
常時接続するサービスが流行っていく一方、Peer Radio(ピアラジオ)は自分の好きなタイミングで、ゆったりと過ごせる時間を提供していきます。ライブ配信のような、常時接続する機能は設けていません。
自分のペースで、疲弊せずにユーザーの皆さんに使い続けてもらえるような、そんなサービスでありたいと考えています。
気になられた方おられましたら、よろしければユーザー登録いただけたら嬉しいです^^