セブ島移住した駐在員の僕が、集団塾のリアルな現場を語ってみた!
前回の記事では、セブ島で駐在員として勤務した僕が思う、駐在員の本音を投稿しました。
今回は、集団塾で5年勤務した経験がある僕が、実際の仕事内容や1日の流れをお伝えします!塾によっても異なりますが、大体どの集団塾も同じような業務内容だと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!
1.メールチェック
まず、出社したらパソコンを開いて、会社から共有されている伝達事項を確認します。一般的な伝達事項から、特に多いのは、生徒数や売り上げなどに対する目標までの数値がランキング形式になっており、日々確認をして、達成するまでにどのようなアクションをすればよいのか考えます。そのほかのメールには、体験授業の申し込みや保護者からのメールがあります。問い合わせに対してすぐに返信をすることは必須です!!
2.電話対応
以前体験授業を受けたご家庭へのその後の進捗伺いの連絡や、既存の生徒で退会しそうな生徒をピックアップしてフォローの電話を行います。その外にも上席からの電話もあり、目標値と乖離があると電話で詰められます・・。
3.授業準備
夕方から中学生の授業があるため、その日の授業内容の確認やプリントの準備を行います。2年目、3年目になれば、同じ内容を2周、3周と繰り返しているので、前回の授業の続きを行えばよいだけで準備は不要です。ただ、1年目は毎回の授業が初めての内容になるので、入念な準備が必要です。先輩方の動画を見て確認をしたり、自分なりに重要だと思ったことを授業中に使うノートへメモしたりします。
4.校舎へ移動
出社時は、本校など一番規模が大きい校舎に全員集まります。その後、その日授業を行う校舎へ移動します。
教室長であれば・・・1つの校舎の最大開校日数が週に3回だったので、自分の校舎へは週に3回、他の校舎へ教員として週に2回。
教員であれば・・・最大で週に5回、毎日違う校舎へ行きます。
本校で、その日授業を行う教員や教室長であれば、移動は不要です。出社から帰宅までずっとステイです。
集団塾は、教室長なのか、ずっと教員なのかで、業務内容、役職、給与が異なります。教室長にならない、なれない場合は、ずっと下っ端の社員として出世することはありませんでした。教室長になると、大変で忙しいという理由で、あえて教室長の道ではなく教員として勤務し続ける社員も多かったです。1年目から教室長になることはできませんが、2,3年目ぐらいになると、教室長になる意思があるか、ないか聞かれます。僕は早くなりたかったので、やりたいです!って感じでした!
5.清掃
校舎についたらまず清掃です。イメージは、学校の教室が校舎に3,4つある感じです。床を掃いて、机を水拭きして、机を揃えます。大体、1日の中で同じ校舎で勤務する社員が教室長含め3人以上いますので、分担して行います。
6.ランチ
食事をとりますが、外で食べることは不可です!買ったものや弁当を校舎の事務室で食べます。理由は、1時間休憩となっているが実質30分もありません。生徒が来る前に、打ち合わせを行わなければいけませんが、掃除が終了した時点で、生徒が来る40分前ほどなので、食事は15分ほどで済ませて、打ち合わせが終了したら丁度生徒が来る感じでした。
7.打ち合わせ
今日は体験授業の生徒が来るとか、この生徒にこのようなアプローチをしてほしいとか、この生徒の保護者対応へ行ってほしいとか、大まかな流れを教室長と確認します。1日の終わりに、教室長へフィードバックをしなければいけないので、対応忘れがないようにしっかりとメモを取っていました。
8.小学生の指導
学校が終わるのが早い小学生から指導を行います。授業内容や形式は塾によって異なりますが、僕が務めていた塾は、プリント形式で、生徒が解く→プリントを持ってくる→答え合わせをする→解きなおし→次のプリントという流れでした。大体2時間程度小学生の指導を行い終了です。
9.中学生を迎え入れる
小学生の指導が終わり、片付けをしたら、すぐに校舎の外へ出て、次に来る中学生を迎え入れます。自転車がたくさん並ぶので整理をしたり、車で来る場合は誘導したり、生徒や保護者とコミュニケーションをとることもあります。これらはすべて社員で分担して行います。この時間に、教室長は授業を休んだ小学生の家庭へ電話をすることもあります。塾に来ない=退会予備軍の可能性がとても高いので・・・。
10.中学生の指導
1回の授業は50分、中学1年生から3年生までいるので、50分×3回の授業を行います。1年生→2年生→3年生という順番になることもあれば、逆もあります。3人の社員で回しますが、例えば1年生のクラスに体験授業の生徒が来ている場合は、あえて盛り上げ役の社員が1時間目に授業を行うこともあるので、そこは作戦を決めて対応します。
11.授業後の自習
授業がすべて終わったら、原則全生徒30分残って自習を行います。自習中に全教員は巡回をして質問対応を行います。質問に科目は問わないですが、全教員が巡回をしているので、どの科目の質問も対応できる状態です。自習の時間に自習は教員に任せて、教室長は保護者と面談をすることもあります。
12.生徒の見送り
自習が終わったら一緒に外へ出て生徒を送り出します。すべての生徒が帰ったことが確認できたら終了です。
13.1日の報告
打ち合わせで共有されたことに対してのフィードバックをします。その時の内容は、次回にも活かせるようにしっかりと残しておきます。生徒が全員帰った後ということもあり、雑談も含め話をして終わりです。
まとめ
上記が大まかな流れです。この中で、例えば、面談強化中であれば、朝、本校に出社せずにいきなり自分の校舎へ出社して面談から始める、夏期講習前であれば授業準備の時間に全員でオリジナル教材を作るなどの対応が発生します。全体的に忙しそうな印象ですし、ランチ時間は少なく、残業は毎日1時間程度でした。夏期講習の時期などはもっと忙しくなりますが・・。
おわりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
集団塾は忙しくて大変ですが、やりがいが大きくて毎日生徒と接することができてとても楽しいです!また実際に働いてみて思ったことは、ものすごく入念な作戦を立てて、すべての行動に意味があることに気付かされました。
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