見出し画像

#15 ニワトリとタマゴ

育成方針。

これが国内で今騒がれている大きな課題。

世界に通用しないエリートカテゴリー。だけど、その下のカテゴリーもまた一緒。

分母を大きく。

分母についてです。

分母ってどこからどこまでだろうか?
ロードバイク、ピストに乗っている子ども達だけ?しかも、年齢はU19世代。

正直に言います。
年齢早くからロードバイクに乗っていても、世界との差への有利は無い。

テクニック、ウィリー、バランス感覚は負けないかもしれないけど、身体的な強さの能力は違う。

それは、自転車では育たない。

自転車って、他のスポーツで怪我した選手がリハビリで進められるスポーツであると言う事。

これがどう言う意味かは考えましょう。

自転車は、乗れば乗るだけ【筋量が削られる】スポーツでありその中でパワーとスピードを出さなくてはいけない。

早くから、自転車だけをスポーツとして行ったらどうだろうか?

分母から話がそれました。

分母は、一般車でもなんでも良い、自転車という乗り物を持っていて習い事や部活、クラブへ、遊びへ行く手段でも自転車に乗っている子ども達全てです。

ここをしっかりとみていかにして引き込むか?をしなくてはいけない。

子ども達のレースをみてみてら、ほとんどが【ローレーサー】が入ってくる。

この時点で【機材トライアウト】になっている。

本当にそれで良い?

甥っ子姪っ子を、知り合いの子どもを自転車というスポーツに誘うとしたら?ロードレーサー持ってなかったら?

貴方はどうする?
あのレースという解放された場所で思いっきり走って初めてわかるあの感覚を味わえ無い。


そうやって、もう何年も何世代も見過ごされてきた分母数。

ほとんどの自転車業界の人が、【分母=ロードレーサー持っている子ども。】だろう。

貴方のクラブに、チームに、自転車選手になりたいんです!だけど、今は普段乗る自転車しかありません。まだ、ロードレーサーは買えません。そう言う子供がきたら?

貴方も貸したり出来る自転車はない。

【他へいってください。】【ロードレーサー買ったからね。】となるだろうか?

野球、サッカー、バスケでも同じだろうか?

本当にそれでいいのだろうか?

数も少ない、弱小国、文化無し、コースもレース形態も特殊、そんな国なのに一向に分母が見直されてない。

数年遅れてもいいから、見直さないと完全に無理になる。

プロ野球選手は、部活の移動で乗っていた自転車。そこに気がつかないは無理もない。だけど、気がついていたらあの選手はおそらく、、、

第二の選択肢として追加できたかも。

有能スポーツ選手は、他の競技に取られている。
だけど、ほとんどが子どもの頃自転車に乗っていた。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集