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仏教に学ぶ生き方、考え方「水道管」

 三重の北勢地区では水道管の破裂による断水がニュースになっております。

 本当に大変なことだとお見舞い申し上げます。

 そういう自坊もこの5日間ほど「水道の元栓」を止めております。

 気温が氷点下になると水道管の破裂に備えて予め元栓を止めて「水抜き」をしておきます。

 ただ今回は長期間なので、いろいろな工夫をしております。

 まずは水道以外に境内には「井戸」があるのがありがたいです。

 なので「井戸水で」トイレや歯磨きを済ませます。

 やかんやバケツに「水を汲んでおいて」それを使うのです。

 大きなやかんにお湯を沸かしておき、それで「湯たんぽ」や「コーヒー」や「お風呂」に充てます。

 お風呂は、浴槽に浸かって温まったあと、「冷水シャワー」で身体を締めます。

 「命の尊さ」を感じる瞬間でもあります。

 きっとこの冷たさを身体が覚えていて、どんだけ寒くても「冷水よりは暖かい」と思ってくれているのでしょうか?

 そんなことで、かなり不自由な生活をしております。

 でもバケツで水を運ぶ、水を考えて使うなど、「普段はできない、しないこと」をできる貴重な機会に感謝をしております。


☆今日の一句☆

 水の道
   止まりて観える
       仏道(ほとけみち)

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