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ほとけさまのおしえ「抗うということ」

 昼はまだまだ暑いですが、朝はすっかり「凉しく」なってきました。

 早朝は寒ささえ感じる季節です。

 長袖を着て、毛布を被り首元にタオルを巻く。

 こんな工夫をしながら過ごしている方もおられるでしょう。

 これから寒さが増してくると、着る服が増え、「重ね着」をしたり「マフラーや靴下」を身に着けたりすることも増えると思います。

 私も朝起きるのが少しずつ辛くなってきました。

 そして朝の「水シャワー」は気合いを入れて浴びております。

 寒さに抗って声を上げたり、体を動かしたりしながら浴びております。

 でも果たして抗う「必要がある」のかとも思い始めております。

 そもそも寒さに抗っていたら、これからの「冬の季節」は辛いものになるでしょう。

 それよりは寒さを受け入れ、順応して適応していく心持ちが大切なのかもしれません。

 今の世の中、「抗うこと」が増えてきているように思います。

 仕事であれば「非効率」に抗い、「クレーム」に抗い上司や顧客の「冷ややかな眼差し」から遠ざかろうとします。

 そして、自分の能力に重ね着をして守り大きく見せようとしているのかもしれません。

 水シャワーをしながら、自分も「この流れる水のようになろう」という心持ちだと「変な力」もいりませんし、心がいつも以上にさっぱりとするように感じます。

 それに抗うより、それを受け入れそのものになろうとしてみる。

 その先、「老いや病気や死」に抗って、苦しみを感じることのないように、仏様はそっと導いてくれているのかもしれません。


☆今日の一句☆

 抗わず
   受け入れ苦しみ
         受け流す

 



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