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ほとけさまのおしえ「アロマ」

 まだまだ暑い日が続きますが、朝夕はめっきり涼しく感じることも多くなってきました。

 そして季節の変わり目になると「体調を崩される方」も多いことと思います。

 そんなときに心身のリラックス効果を高めようと「アロマ」を取り入れる方もいらっしゃるでしょう。

 アロマオイルを肌に付けてみたり、アロマの香りを煎じてみたり。

 ロウソクの光の揺らめきを感じながら、アロマに薫る夜長を過ごすとリフレッシュできるものです。

 とはいうものの私は「アロマ」を使っているわけではありません。

 ただ何かが空気中に漂ったりほのかに薫ったりすると、それに「意識を向けて」心が落ち着くことがあります。

 集中しようとしなくても、意識をただ向けて「吸い込まれるように」注意が向くといった感覚でしょうか?

 そして漂い薫るものはアロマの香りだけではないと感じております。

 私が楽しんでいるのは「お経や偈文の香り」です。

 「お経や偈文に香りなんてあるんですか?」と思われそうですよね?

 確かに薫るものではないかもしれませんが、何か漂うものは感じるのです。

 ちょうど洗濯物が陽射しにさらされて乾いたとき、「太陽の香り」がするような感覚でしょうか。

 そして、心を落ち着けてお経を詠むと、お経や偈文の文字が経本から「溶け出て」煙となり、辺りに漂うように感じるのです。

 ということで朝夕のお勤めや、法要の際にその香りを密かに楽しんでおります。

 そして存分に香りを浴びると何故か意識がシャキッと「整う」実感を楽しんでおります。


☆今日の一句☆

 経を詠む
    薫る功徳で
        リフレッシュ

 

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