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ほとけさまのおしえ「カメムシ」
十一月になり、朝夕は寒さが増してきました。
いつもこの時期になると自坊の田舎には「例のあの虫」がやってきます。
そう「カメムシ」です。
この話をすると「カメムシってなんですか?」と聞かれる方がお見えになります。
きっと都会の真ん中に住んでみえる方は、姿を見たこともないのではないでしょうか?
カメムシは亀(カメ)の甲羅のカタチをしていることからこう呼ばれるようになりました。
刺激を与えるととても臭い分泌液を出すため、その悪臭に由来した方言も沢山あるそうです。
この虫が何故かサッシの隙間から部屋に入ってきたり洗濯物についてポケットなどに隠れたりするのです。
そうとは知らずに履いてズボンのポケットに手を入れようものなら、臭い匂いが漂うなんてこともあります。
なのでなるべく会いたくはないのですが、この時期に洗濯物を外に干すことは実はカメムシに「どうぞ入ってください」と言っているようなものです。
カメムシに冬眠を促す「お布団」をぶら下げると言ってもいいでしょう。
でも私はそんなことをお構いなしで外に干していますがカメムシが入ってくることはありません。
それはなぜかと言うと、ズバリ「絞らずに干している」からです。
朝干すと一番暖かくなる昼にはまだ湿っているので、きっとカメムシは嫌がって入ってこないのだと思っています。
そしてすっかり寒くなる夕方にやっと乾くので、カメムシを払い取ることなく洗濯物を取り込めます。
お互いが会わない環境であれば、「嫌な思い」や「余計な殺生」をすることもないですよね?
もしカメムシを恐れて外に干せない方が見えたら、ぜひ「絞らず干す方法」を試してみてください。
そしてその効果をコメントしていただければありがたいと思っております!
☆今日の一句☆
会わずとも
匂い香りを
漂わす