昭和の不良と3年目の浮気。
ドラマ『不適切にもほどがある』が人気みたいですねー。
私は見てなかったのですが、先日、女子会(昭和女子)がありまして、そこで「このドラマ面白いよ❗」とオススメされたので、早速TVerで見てみたら、
「うっわ😅 昭和や〜」
すっかり忘れていた懐かしい昭和の色々。しかも細か〜い色々。懐かしい言葉(死語?)や小物。
昭和人のノスタルジーを誘いますねー。
そして、昭和と令和の対比がおもしろーい❗
こうやって比べられると、だいぶ時代は変わってるなーと改めて。
(第3話のテレビ番組比較、役者さんたちの掛け合いも含めて最高😆)
ドラマ見ながら、
今だと考えられないけど、電車の中でも、学校でもみんなタバコ吸ってたんだよなー。
とか。
そうそう、11時になったらテレビ消して寝ないといけなかったんだよなー。(子どもには不適切な『11PM』という番組が始まるから)
とか。
標準で録画するか、3倍速で録画するか悩む❗
とか。
そして吉田羊さんの
『宜保愛子じゃないっ!』
には思わず吹き出してしまいました😆
私の好きな磯村勇斗さんが演じているムッチ先輩。
昭和の不良感がとても懐かしいわけですが、リアルな昭和の不良はホント怖かったんですよー😅
積み木崩しとか校内暴力全盛期だった昭和の学校。
全部の学校がそうじゃなかったかもしれませんが、私が通った中学には、恐ろしい不良の先輩がたくさんいました。
ちょっと目立つような子はすぐに呼び出されてボコボコにされるし、目立たなくても目が合えばすぐに絡んできます😱
学校でも窓ガラス壊して回ったり、気弱な先生をいじめたり、他校の不良と戦闘したり、盗んだバイクで走り出すような不良がウジョウジョいるところで、私が小6の頃、卒業式が近づくにつれ、ほんとに、
中学に行くの怖い…。
このままずっと小学校にいたい。
というぐらい、小学校の卒業=中学入学が近づいてくるのは恐怖でした。
ああ、私にも不良の兄ちゃんと姉ちゃんさえいれば、安心して中学校に通えるのに…。
不良なら最強ですが、兄ちゃん姉ちゃんは別に不良じゃなくてもいいんです。
誰かの妹や弟は狙われにくいという暗黙の了解がありました。
なんの後ろ盾(兄姉)もない私みたいなのが、不良たちの格好の餌食になるわけです。
ああ、私はなんで長女に産まれてしまったのか、と運命を呪ったりもしました。
でも運命は受け入れるしかありません。
中学校に行ったらくれぐれも目立たぬよう。
不良たちに関わらないよう。
絶対に目をつけられないようにしなければ!と思っていたのです。
それなのに、私は不良グループに呼び出されてしまったのです😱
しかも中学に入る前に😱
まさり小学校6年生。
ある日の掃除時間。
友達が血相を変えて、
「まさりちゃん! 不良が来ちょん!
まさりはどこか?っち言いよんけん、早く逃げた方がいいよ!」
「あっちの門に10人ぐらい来ちょんけん、反対側から急いで逃げよ!」
と、やってきたのです。
えええーーーーーっっっ!!!
…なんで?
よくわからないけど、友だちの焦りっぷりを見るとただ事ではない様子なので、言われるがままに裏側の門からこっそり逃げ帰りました。
フツーに怖いし😅
そして、次の日も不良グループは小学校に、
「まさりはどこにおるんかあ?」
と、やってきました。
前日と同じように、不良のいない門から出て遠回りして家に帰ったら、
うっわ!
不良が私の家の前に!
集結しとるやないかーーーい!!!
なんと不良たち、私の家を調べて先回りして待っていたのです。
な、なんちゅう執念深いやつらだ…。
っていうか、私が一体何をしたんだ😱
幸い、気付かれなかったので家には帰らず、近くの公園で時間をつぶし、夕方遅く、不良たちがいなくなったのを見計らって家に帰りました。
でも、私の弟が、
「不良が家の前にいっぱいいて怖かった…」
と、ビビっているので、このまま逃げ回っていたら、あいつらが毎日家に押しかけて来ることになりかねない。
しょうがない。
怖いけど直接不良と対決するしかないっ。
というわけで、さらに翌日。
案の定、また不良グループが小学校にやってきたので(←ヒマか!)、
「何の用ですか」
と、出て行くと、
「ああ、おまえか。ちょっと顔貸してー」
と、人目につかないところまで連れて行かれました。
そして10人ほどの不良が私を中心に車座になり、1人の不良が、
「おまえさー、ちょっと生意気なんだよなー」
と、口を開きました。
え? 生意気って、あんたたちとは学校も違うんだし、私のことなんて知らないじゃん! 全く接点ないじゃん! 何をもって生意気とか言うんですか!
(不良のうち何人かは同じ小学校出身者だったので、その人たちとの面識は少しありましたけど)
と、ツッコみたかったけどとりあえず静聴。
「生意気って言われても…私、何かしたんでしょうか?」
「お前が生意気っちゅう話はあちこちから聞いちょんのじゃ」
「…はあ、そうですか」
しーん。
「一体その話どこからだよ」「そして具体的にはどういう話だよ」と思いながら、適当に流し聞いてると、
「だいたいお前、そのアタマだよ!
ほら、その髪っ! 脱色してんだろ?
そういうところが生意気なんだよ!」
「…してませんけど」
しーん。
「地毛ですけど」
「…あ、そうなんや」
しーん。
最初は威勢が良かったのですが、だんだん攻撃力を失っていく不良たち。
私の反論に思ったよりあっさり引くし、その後も、どうでもいいような単なる言いがかりを代わる代わる私にぶつけてくる不良たち。
私も不良に呼び出されるのは初めての体験なので、どういう対応が正解なのか全くわからず、なんとなく不可解な空気になってきました😅
話をしているうちに、この人たち(中1)多分、中学に入って上級生(中3)に呼び出されたりボコられたりして、その日頃の鬱憤を私(小6)にぶつけに来てるだけなんじゃないの?という気がしてきました。
自分たちがやられてることを逆の立場でやってみたい、的な。
そして、おそらく向こうもこれが初めての“下級生呼び出し経験”なのでは?
そう考えると、車座になってからのたどたどしい進行(?)にも納得がいきます。
私で練習すんなよ😅
ほんと、いい迷惑なんですけど。
段々と不良たちの攻撃色が消えていくのは感じましたが、いつ何時攻撃モードに反転するかわかりません。
もし、この状況で戦闘になった場合。
どうやったら勝てるか?
を考えながら、私は不良たちの話を聞いていました。
この不良Aは最初に口火を切り、全体的によくしゃべって場を仕切っている風ではあるけど、多分リーダーではない。
他の不良たちも、リーダーぽい雰囲気ではない。
その中で私と対面に座っている不良B。
この不良Bはほとんどしゃべってないけど、雰囲気と風格からして、こいつがこのグループのリーダーに違いないと私は思いました。
普通に考えれば、1対10なので負けるに決まってる。
でも勝つ可能性があるとすれば、ボスに狙いを定めてそいつを倒し、下っ端不良のやる気をそぐしかないです。
だいたい烏合の衆の下っ端というのはリーダーがいなくなったら、散り散りになって弱いものというのがお決まりじゃないですか。
↑これは、小学生の頃、私は少女マンガにあんまり興味なくて少年マンガばっかり読んでたんですけど、そこで得た戦闘知識です。
よし、不良たちとの戦闘が始まったらとにかくBを倒す❗
死ぬ気でBを倒すっ!
覚悟を決める小6のまさり。
っていうか、そもそも不良10人に囲まれて弱々しくビビったり泣いたりもせず、そんなこと考えてるような人間だから不良に目をつけられるのかもしれない😅
そんな戦闘のイメトレをしながら不良たちの話をしばらく聞いていましたが、結局、想定していた戦闘は起こらず、
「今日はこれぐらいでいいわ。
また来るけんな」
という捨て台詞を残して、不良たちはようやく私を開放してくれました。
…いや、もう来なくていいから😅
結局、その後は不良たち一度も来ませんでした。
呼び出してもっと集団でイジメるつもりだったのに、思ったよりイジメられなかったから、多分つまらなかったんだろうと思います💦
まあ、ホッとしましたけど、改めて思いましたよね。
ああ〜〜中学行きたくねええ〜〜。
って。
ドラマ『不適切にもほどがある』を見ながら、そんな怖い昭和の出来事を思い出しました😅
中学に入ったら、さらに怖い事件が色々あるんですが、それはまた今度。
そして、そんな昭和ノスタルジーに浸る母の横で、平成の小学生次男ハルキが、
「馬鹿いってんじゃないよお〜♪
お前と〜俺は〜♪」
と、なぜか昭和のデュエット曲『3年目の浮気』をぱーやぱーや♪ぱっぱやーぱやー♪ぱっぱぱやぱー♪と歌っている今日この頃です。
そんな歌をどこで覚えたのかと聞いてみると、この『3年目の浮気』に『進撃の巨人』の映像を合わせたYouTube動画が最近のお気に入りで、何度も見ているそうです😆
「この歌すごくいいよね❗」
と、ヒジョーに気に入ってしまい、挙げ句の果てには、
「6年生とのお別れ会の時に流してもらおうかな💕」
とか言ってますが、えーと、それは。
曲の内容的に、それこそ不適切にもほどがあるかもしれない😆
多分、昭和の先生から「待った」がかかりそうです💦
まあ、試しに提案してみるのは悪くないけど。
ぱーやぱーや、ぱっぱやー。