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年収400万・アラサーサラリーマンが衝撃を受けたFIREムーブメントのすゝめ


1.FIREムーブメントとは

まずFIREとは「Financial Independence , Retire Early」の頭文字を取った略語のことで、日本語に訳すと「経済的独立 , 早期退職」ということになる

つまり、FIREムーブメントとは『経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルを啓蒙するムーブメント』のことである

FIREムーブメントは、近年欧米のミレニアル世代(1981年〜1996年生まれ)の間で流行しており、実際に経済的自由と早期退職を実現した人が欧米諸国を中心に多く現れている


アメリカでは、ミレニアル世代のうち67%が早期退職を望んでいるという調査結果まで出ている
しかし日本では定年延長老後資金2,000万円問題といったことが話題になるだけで、FIREムーブメントの動きはまだ見られない

その背景には、日本と欧米諸国における投資教育、金融リテラシーの違いが挙げられる

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日本銀行「資金循環の日米欧比較」(2020年8月21日)より

上記の金融資産構成比を見ても分かるように、日本の金融や投資の教育は遅れており、「投資=ギャンブル」といったイメージが根強い

一方アメリカでは、国家戦略として金融・投資教育が推進されており、小中学生の段階で、収入や支出、貯蓄と投資といった知識を勉強する機会がある


2.日本で発売されているFIREの著書(2020年8月時点)

これら3冊の著書を実際に購入し読んでみたところ、3つの著書で共通して述べられている内容があることに気がついた


● FIREを成し遂げた3人が共通して述べていること

まず、FIREを実現するために必要な資産額が3冊とも共通していた!
その答えとなる金額(経済的自由かつ早期リタイアを実現するために必要な金額)を発表する

冒頭で発表する理由としては、この記事を読んでいく上で、具体的な目標金額(ゴール)が見えていた方が内容がより理解しやすいと思ったからである


3冊共通で述べられているFIREを実現するために必要な金額は

(最低でも)期待年間支出の25倍の資産(投資資産)が必要である

ということ


FIREの著書を全く読んだことのない方のために、より詳しく解説していく

皆さんが気になるであろう、経済的自由かつ早期リタイアを実現した人たちのその後を分析してみると以下のことが分かった

ポートフォリオの4%の資金で1年間の支出(生活費)を賄えれば
貯蓄が30年以上持続する可能性が95%

という研究結果だ

具体的な金額の例
毎月30万円で生活している場合、期待年間支出は30万円×12ヶ月=360万円
→必要な投資資産は9,000万円
期待年間支出が400万円の場合→必要な投資資産は10,000万円(1億円)
ということになる


あなたの経済的自立に必要な金額の求め方

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あなたが経済的自由を手にするために必要な金額は果たしていくらなのか
その答えを、私が作成したエクセルデータによって算出することができる(有料コンテンツ)

今回上の表では、参考までに以下の数値を入力して算出している
 ・貯蓄目標額(投資資産)= 1億円
 ・すでに投資した金額(元本)= 0円
 ・年間複利 = 7%(S&P500の過去の平均利回り参照)
 ・リタイアまでの年数 = 25年

今から25年後にリタイアしようと考えた場合、毎年貯める必要がある(毎年の投資)金額は、およそ158万円(S=1,581,052)ということになる


● FIREを実現するための具体的な方法・手段

具体的な方法・手段については3冊で共通している点もあれば、当然ながら著者それぞれ独自の考え(持論)というのもある

FIREという単語をこの記事を読んで初めて知り、より深く知りたいと興味を持ってくださった方のために、3冊の本の特徴を簡単にお伝えすると


◇ FIRE 最強の早期リタイア術 -最速でお金から自由になれる究極メソッド-

 31歳で100万ドルを貯めてリタイアしたFIREムーブメントの第一人者(女性)による著書
 経済的独立を実現するためのメンタル部分の記述が半分、残りもう半分は具体的な投資手法とリタイア後も資産を切らさずに運用していく方法といった内容である


◇ FIRE 最速で経済的自立を実現する方法

 3冊の中で最も分厚い約500ページで構成される本書は、表やグラフといった資料が多く載っているため、投資資産の運用方法をそのまま真似しやすい内容となっている
 著者が実際に投資した株の銘柄やポートフォリオの資産額の推移も掲載されているため、これから資産運用を始めるという方にとっては非常に参考になる1冊だ


◇ 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法

 他2冊は、著者が日本人ではないため金額がドル表記であったり税制度等が日本と異なるため全てそのまま真似できない部分があるが、本書は唯一の日本人による著書のためそのまま投資方法を真似することができる
 また、高配当・増配株を中心とした資産構成を行い、配当金でFIREを実現するという考え方も日本人投資家ならではの資産運用方法となっている


3冊の著書を読んで分かったことは、FIREゲームのルールは3冊とも共通していて単純であるということだ

いかに支出を減らし、副業等を活用しより多くのお金(収入)を稼ぎ、税金を最小限に抑え、できるだけ多くのお金を投資に回し複利で資産を増やせるかということである


しかし本を読んでFIREの内容や投資方法を理解しても、実践しなければ現状も将来の資産も何も変わらない

タダの絵に描いた餅である


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● FIRE実践編 1:目標(ゴール)とする数字(資産額)の設定方法
  特典①:あなたの経済的自立に必要な金額の求め方(Excelデータ)
  特典②:預金(金利)と投資(複利)の資産の増え方(Excelデータ)
● FIRE実践編 2:投資を始める前にまずするべきこと
● FIRE実践編 3:最短でFIREを成し遂げる投資術
  ◇ なぜ日本株ではなく、米国株なのか
  ◇ 日米の連続増配当株の違いについて
  ◇ モチベーション(心構え)
  
● まとめ

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