感情は独り歩きする
我々人間の感情は、往々にして独り歩きします。
どうしてそうなるかと言えば、番人が不在となるからです。
意識する心
無意識の心
番人が不在だと言うことは、無意識ということです。
心が狭くなると、感情でいっぱいになり、あふれ出てしまいます。
心を広くすると、番人の居場所ができます。
2500年前にインドで心の病を治療するための「生きる技」として指導されたヴィパッサナー瞑想というものがあります。
ヴィパッサナーとは、「ものごとをありのままに見る」という意味です。
この瞑想は、宗教とは一切関係はありません。
あらゆる心の汚濁(おだく:負の感情)を取り除くことを目指す心の技術です。
バランスのとれた心へと導くものです。
ヴィパッサナーは、自己観察による自己発見と自己変革の方法です。
たとえば、
息を吐いている
息を吸っている
歩いている
右足が前に出た
左足が地面に着いた
等の様に、体の感覚に意識を定めることによって、心と体の相互作用を直接に体験します。これは、散歩しながらでも出来ます。
一般的な瞑想とはまったくやり方が違います。
つまり、体の動きに意識を集中することによって、独り歩きする感情をコントロールする力を取り戻そうということです。
あなたの周りの感情的な人間は、ほぼ間違いなく無意識の世界の住人だと思われます。誰でも簡単に無意識の世界の住人登録が可能です。
自分をしっかり持つということは、意識する世界に立ち返るということなんだと思います。
意識するということは、余計な負の感情(妄想)を心の中の番人がシャットアウトするということです。
習慣は、いずれ大きな力となり、自信となるはず。
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