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素直さは神様からのギフト

素直であるということは、とても大きなギフトを受け取ったということだと思う。

素直とは、
「疑わずに受け入れること」だ。

これは、無知であるということとは違う。
素直であるということは、心に曇りがないということだ。

せっかく神様から「素直さ」というギフトを手渡されているのに
なかなかその箱を開けることができない。

なぜなのか?
それは、プライドというものが邪魔をするからだ。

小さなプライド。

わたしが営業マン新人の頃、
一番売っている営業マンと一番売っていない最下位の営業マンにまず注目した。

ニ人の営業マンが普段言っていること、やっていることは天と地ほどの違いがあった。

一番の人間は、売るための前向きなことしか言わなかったが、最下位の人間は文句が多かったし、悲観的なことしか言わなかった。

一番の人間は、常に何かを吸収しようという気概があったが、最下位の人間はプライドばかり高くて人のアドバイスが素直に聞けなかった。
結果は推して知るべし。辞めていく人間の典型的なパターンだ。

わたしは、一番売っている営業マンに、昼飯をおごるから後ろにつかせてくれと頼み込んだことがある。
しかし、一日同行させてもらったが、大して参考にはならなかった。

恐らく、自分の手の内は見せたくなかったのだろう。
飛び込みの営業マンにとって、話術は商売道具であり、秘密兵器みたいなものなのだろう。

わたしの場合は、後輩を指導する立場になった時に一切出し惜しみはしなかった。やれるもんなら、やってみろ的な思いもあった 笑

後輩に典型的な二人の営業マンがいた。
指導していると、二人の言動は対照的だった。

営業マンA は、わたしの言うことに自分の思いを一切挟まずに、こちらの目をじっと見ながら話しを聞いていた。
当然指導しているわたしにも熱が入る。出し惜しみは一切しない。

営業マンBは、わたしが何か言うと、「でも…」とか「そうなんですかねぇ…」と首をかしげるような人間だった。

その結果、二人がどうなったかと言うと、
営業マンAは、あっという間に毎月大きな売り上げを上げだした。
それに比べて、営業マンBは、パッとしない。

営業マンAは、継続的に売り上げを上げて、ついには独立してしまった。
営業マンBは、ぱっとしないままに、ついには退職してしまった。

その後Bは、退職した者同士で動いていたようだが、いつのまにか市場で見かけることはなくなった。独立してやれるような人間ではなかったので、そりゃそうだろうなと思った。

わたし自身が売り上げを出せるようになったのは、とにかく失敗のおかげだと思う。

実行

検証

修正

実行

この繰り返し。

お客様の反応が答えだ。
お客様は鏡。
お客様が教えてくれる。
クレーマーは、実は最大のお客様であるとも言える。

素直にそう思えた。

素直な人間には、周りも応援したくなるものだ。
素直になると、目に見えない力が味方してくれると感じていた。
事実、気持ちが素直になれた辺りから、私自身の売り上げが大きく変わっていった。

「素直さは神様からのギフト」
受け取らない手はない。


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