「丘の上の賢人 旅屋おかえり」(原田マハ)
あらすじ
売れないタレント・おかえり。
タレント業は休止中だか、旅に行きたくても行けない人の代わりに旅をする「旅の代理人」を生業としている。
今回は、訳あって故郷の北海道に帰省できない女性からの依頼。
絶縁した姉と昔の恋人に会って欲しい。
「ふるさと」を巡る旅は、心にじんわり響く。
感想
「旅屋おかえり」の続編です。
短編が一つと、原田マハさんの北海道エッセイ、それに、書き下ろしの漫画が入っています。
短編は、結末がなんとなく予想できましたが、それでも、感動して号泣しました。
原田マハさんの文章の構成や表現が素敵です。
心に残った言葉
・何を失くしても残るもの。生まれ故郷と親。
・自分の子供が人生で一番やりたいことを実行している。親にとっては、それが何よりうれしい。
・アートは「友だち」、美術館は「友だちの家」
原田マハさんは、「アート」が友だちで良かったと書かれていますが、私は「本」が「友だち」で、「本屋」や「図書館」が「友だちの家」になってくれて良かったです。
旅の途中で入る「友だちの家」もいいですよね。
よかったら私の書斎をご覧ください。(ブクログへのリンク)
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素敵な本に出会えますように。