見出し画像

友人とPodcastを録り、本を売る難しさを知り、書店での平積みに震えた

友人の村上 茂久さん(しげさん)が、2024年6月に書籍「決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術」を出版されました。
改めまして、おめでとうございます。

これを記念して、私としげさんが話し手としてゆるゆると3年間ほど配信しているPodcast番組「SONOSTA」で全4回にわたり、本の舞台裏について話しました。今日、最後となるPart4を配信しました。

Part1〜3では、本を生み出すプロセスでの面白さや難しさを色々としげさんに話していただきましたが、Part4ではあえて「本を売ることの大変さ」にフォーカスしています。ご興味あればお聴きください。

これだけ情報に溢れた時代で本を知ってもらい、買ってもらうことのハードルの高さ。
内容が良いから売れるわけではない。
本の存在を認知し、買ってもらうに至るには、「書くための5倍の苦労」が必要。

…という前情報を知った上で、昨夜、東京駅近くの「丸善 丸の内本店」に立ち寄りました。本書の特集コーナーがあると聞いていたので、どんな様子か、見てみたくて。

現地に着き、書店の1Fの正面ドア越しに中を見ると。
非常に良い位置に「決算分析の地図」が平積みされてました。
足を止め、本を手にとってパラパラとめくっている人が何人もいました。

その光景に「素晴らしい…!」と心から思いました。

しげさんが関係者の方から「敬意を持たれて、好かれている」方であり、かつ、「この本をもっと世に届けたい」と関係者の方が心から思ったからこそ、こういうプロモーションが実現したに違いない。
書き手と、知的生産物が、どちらも魅力的であるがゆえに、初めて成立している場なんだ、と。
これはぜひ多くの人に買って読んでほしいし、あるいは買わずとも世に広まることを応援してほしい…と思いました。

Podcastでお話されてますが、本書についての読書会やオンラインウェビナーが企画されるなら、著者として手弁当で喜んで参加、登壇します!とのことでした。
本書の魅力について、いろいろな人と語ってみたいと思った方は、ぜひ気軽にご本人に連絡を取っていただけたらと思います(しげさんのXのアカウントはこちら https://twitter.com/cool_warm )。

って、ここまで書いて、まだ本の感想を書いてませんでした(ありがたいことに著者から献本いただきました)。

率直にいって、名著です。
少しでも、経済や経営、株式というテーマに興味がある人は、手にとる価値があります。
400ページもあるゴツい本ではありますが、前知識としては財務三表とはなんなのか、くらいざっくり知っていれば読めます。私もそんなにこの分野に強くないけど、面白く読めました。

そして読み進めることで、上場企業が発信している情報に対する興味・関心がじわじわと育っていきます。
「ビジネスパーソン」の分人に役立つだけでなく「世の中に好奇心を持つ人間」の分人にも刺さる書籍です。

本が売れること、それ自体がゴールというよりは、ターゲットに本が届き、「活きた知識」となることが大事、とPodcastでのご本人の談。
私も1読者として、まずは読むことを楽しみ、願わくば何かに活かしていけたらと思っています。

あとは、本書に関する企画を、Podcast以外でもできたら何かしてみたいと思います…!
酒を飲みながら本の中身をゆるく話す会、なんてのもアリかなーとか。
そういうのやってみたい方、あるいはアイデア思いついた方は、気軽にお声がけください(私のXは https://twitter.com/mskpogo )。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?