自己紹介であり作品紹介でもある
自己紹介がてら、主にTwitterに載せている詩や小説をいくつか置いておきます。
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夜になるといつも、小さな蛙が台所の窓に張り付いて、白いお腹をこちらに向けている。毎日、毎日。わたしはそれをぼんやり眺めながら、お皿を洗う。ねえ、きみもひとりぼっちなの？それとも誰かを待っているの？わたしはずっと待っているの。毎日、毎日。あの人からの連絡を。「少し話す？」の一言を。
— 真崎優 (@masaki_you) August 19, 2021
北風で窓ががたがた鳴り、思わず手を止める。わたしは心底恐ろしかった。聞き慣れた北風の音が、ではない。油断したら凍えた地面から伸びてきた氷の根に足を絡めとられ、そのまま動けなくなり、壊れてしまうのではないかと思えるくらい孤独な現実が、だ。
— 真崎優 (@masaki_you) November 7, 2022
透き通った空気
— 真崎優 (@masaki_you) November 22, 2022
庭の落ち葉が風に舞ってかさかさ鳴る音
鼻のあたまの冷たさと
鼻の奥に走るツンとした痛み
ヒューヒュー鳴る北風の音
ひんやりした床の感触
あちこちに漂うストーブのにおい
温かいポケットに避難させる手
冬が後ろから駆け足でやって来て
わたしの肩をぽんとたたき
隣に並んだ
ついでに雑談アカウントでの、毒にも薬にもならないツイートも貼っておきます。
こちらもご興味ありましたら是非。
ガンダルフって聞くとガノンドロフを思い出すし、ガノンドロフって聞くとビーフストロガノフを思い出すし、ビーフストロガノフって聞くとビーフストロガノンドロフって言いたくなる。
— 真崎 優 (@you_masaki51ama) February 14, 2019
先日、カニのほぐし身を炒めていたら、いつの間にか蒸発して、フライパンは空になっていた。つまりわたしは一時間、カニのほぐし身ではなく虚無を炒めていたのだ、と気付き呆然と立ち尽くした、という夢を見ました。夢は情報の整理だといいますが、わたしは一体何の情報の整理をしていたのでしょうか。
— 真崎 優 (@you_masaki51ama) October 18, 2022
あらゆる事柄の西暦を、会話中に口走る癖があるのだけれど、今日、初めて行くお店でスタッフさんと雑談していたら「僕はしょこたんと同い年です」と言われたので「じゃあ85年ですか」と呟いたら「えっ……？」ってちょっと引かれた。
— 真崎 優 (@you_masaki51ama) October 25, 2022
作品に使用している画像は、フリー写真素材ぱくたそ様よりお借りしています。