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人間は狂った猿か否か (進化 or 退化?)
北京原人、ジャワ原人たちは滅び、20万年ぐらい前から脳が大きくなったホモ・サピエンスが増え始めました。
そして、ネアンデルタール人や、沖縄の港川人(みなとがわじん)たちが滅び(2万年前)、現代人=ホモ・サピエンスになったと説明されています。
ある学者が「人間は狂った猿である」と言いましたが、たしかに人間は他の動物に比べても、高知能、狂暴、残酷、強欲だと思います。
そんな遺伝子を持った人間は、たちまち地球の隅々まで広がり繁栄してきましたが、人の遺伝子には特別に高い繁殖力を持って増え続ける遺伝子がプログラムされているらしく、どんな猛獣にも負けない知能と狂暴性の他に、食糧不足の中を生き延びる様々な機能があります。
食べられるときに充分に食べて皮下脂肪として蓄えたり、高カロリーの脂肪分や甘味を、美味しいと感じる味覚も備わっています。
また、塩のミネラルは人間にとって必須成分なので、塩分を美味しく感じるように体が設定されています。
ちなみに、給料を払うことを英語で「salary(サラリー)」といいますが、古代ローマ時代のラテン語の「塩(sal)」が語源です。
塩には貨幣と同じ価値があったのでしょう。
ポルトガル語でも給料は「サラリオ」といい、やはり塩が語源となっています。
牛馬は少しぐらい土や毒草が混ざっていても何でも食べてしまいますが、人間は味や香りに敏感です。
犬や猫の雌(メス)は発情した繁殖期にしか交尾をしませんが、ホモ・サピエンスは年中OKです。
人間は生育に時間がかかるので、雄(オス)親の協力が必要であるから、雌から離れない仕組みになっているのだそうです。
このように人間には厳しい環境を生き延び、繁殖するための遺伝子が組み込まれていますが、文明が発達して豊かな時代がやってくると、今まで有利に働いていた遺伝子が、逆効果に発揮されてしまいます。
昨今は栄養不足で死ぬことはなくなり、栄養過多で病気になる人間が多く、ブラジルのスラムでも肥満が増えていて、脂肪や砂糖、塩分などは病気の元ですし、肥満は低所得者というイメージになってしまいました。
また、劣悪な環境を生き延びるために設定されている人の遺伝情報が、今の飽食の時代に最も合わなくなった例として、人間の性欲があげられましょう。
このままでは性道徳の崩壊が心配されると思っていたら、LGBT法案や夫婦別姓などが、それを加速することになってきました。
1万年後の人類は、どのような姿になっているのでしょう?
【今日の名言】
「自分の人生をまともに生きていない人は、他人に憎悪を抱きやすい」
「悪人には自己愛が足りない」
編集協力:
和の国チャンネル
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