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九州の地でシステムを考えてみたら。

こんにちは。三日間福岡県におりました。ほぼほぼレゴ®シリアスプレイ®メソッドと触れ合って、自分自身の心も体もリフレッシュした気がします。


プロフェッショナルも緊張する。

現在、国内に1,100人、世界全体で見ると20,000人以上のレゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーターが存在します。すべての方と時間を共にするのはかなり困難ではあるものの、イベントや勉強会でお話しすることができるのは本当にありがたい。今回の九州でもそんな場でしっかり学んできました。

認定ファシリテーターはプロフェッショナル。しかしながら常に学習の連続であり、この勉強会では個人的にも考えさせられる場面が多く成長の機会になった気がします。普段は参加者の心を動かす自分自身の手を使ってレゴ作品を作っていく。毎日ようにダックを使っていても緊張しっぱなしだった。

葛藤の連続だったワークショップ。

さて、レゴ®シリアスプレイ®で「出来事を起こす」というプレイが大事なのは御存知のとおり。先月書いたno+eでは「そこでもっとも重要になってくるのがシステムという考え方」と記していた。勉強会で議論になったのが、この出来事を起こす場面におけるシステムの価値というか存在意義でした。

システムがあるから出来事が起こるのか。それとも出来事が起こるからシステムが生まれるのか。ファシリテーターそれぞれに考え方があるだろう。もしかすると出来事を起こす前のシステムそのものに課題があるとは考えられないだろうか。そう思いながらの葛藤の連続を味わっていたわけなのです。

システムという固定観念からの脱却。

スティーブン・R・コヴィー博士のシステム考。

多くの場合、問題があるのは人ではなくシステムのほうである。いくら優秀な人材でも、悪いシステムに入れたら悪い結果しか出てこない。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
「第4の習慣:Win-Winを考える」システム より引用

これは7つの習慣におけるWin-Win、人間関係に関する文章ではあるけれど、言ってしまえばレゴ®シリアスプレイ®ワークショップなんてこの最たるものだ。いわゆる個人ワーク(私的成功)からグループワーク(公的成功)に至る過程で固定観念に縛られたシステムに出来事を左右される可能性もある。

そう考えるとまず何か(ポジティブもネガティブも)が起こり、その結果として創出されるシステムが存在しないとは言い切れない。散々潜在意識からほじくり出してきたレゴ作品を無理にシステムにするのではなく、関係性と出来事からシステムを作り上げることも正しいケースなのかもしれない。

一緒に学んでいた先輩ファシリテーターのno+eをシェアする。

あるがままの姿とあるべき姿と今やるべきこと。

もうひとつ手に入れられたのは自分自身の「7つの習慣」への向き合い方だ。これまで数多くの場所で語ったり、7つの習慣セルフコーチング認定コーチとしても役立ててきた事柄を改めて見直すきっかけになった。やっぱり定期的に参加者として自分の手を力を信じて確かめていく必要があると感じた。

また、認定ファシリテーターとしてのものの見方。あるがままの姿とあるべき姿のギャップ。そして、今やるべきことの明確化。4人という少人数だからこそ、この思いにたどり着けたような気もしている。レゴブロックであれ付箋であれ、関心の輪を小さくし影響の輪を増やす努力が日々必要なのだな。

自分の中にあった「7つの習慣」のイメージ

最後に。

帰りはなんと、先行する列車の中で危険物が発見され警察沙汰になったり、台風の影響(?)で大幅に飛行機の到着が遅れたりと踏んだり蹴ったりの出来事がたくさん起こった。そういう事象も含めて自分の内側でシステムを構築していければ最善の策は自ずと生まれるかも。知らんけどの世界である。

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