2022年に観た新作映画115本から10選+α
あくまで僕が今年見た新作映画(2022年に日本で劇場公開もしくは配信開始した映画)が対象です。
ただし
ハウス・オブ・グッチ
フレンチ・ディスパッチ
ウエスト・サイド・ストーリー
リコリス・ピザ
わたしは最悪。
など昨年末時点で既に高評価を受けていた作品は「わざわざ挙げなくていいか」ってことで除外してます。
そういう調整を入れないと半分くらい2021年の映画になってしまうので。
愛なのに
城定秀夫監督×今泉力哉脚本。
両者の持ち味がこれ以上ないほど噛み合っていて素晴らしかった。
ちなみに城定監督は
女子高生に殺されたい
夜、鳥たちが啼く
今泉監督は
窓辺にて
も良作でした。
流浪の月
どうしても広瀬すず・松坂桃李・横浜流星の演技が注目されますが、個人的にはホン・ギャンピョの撮影に感動しました。
特にピント送りの使い方。
トップガン マーヴェリック
今年を代表する1本。
「映像がスゴい」以上のことを言える気がしなかったのでnoteには書きませんでしたが、最高でした。
グレイマン
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でMCUを卒業したルッソ兄弟の新作はNetflix映画。
純度の高い娯楽作ですが、アクションの撮り方・見せ方が凡百の映画とは段違い。
NOPE/ノープ
個人的年間ベスト。
本作を池袋のIMAXレーザーGTで初日初回で観たのは本当に良い思い出。
映画史への挑戦とも読める縦の構図がビンビン来ました。
アテナ
今年最大のサプライズ。
「ベネチア国際映画祭のコンペに出品されたらしい」という事前情報だけで何の気なしに再生ボタンを押したのです。
そこからあの冒頭11分間。
鑑賞直後に大興奮してツイート検索しても日本語だとまだ2〜3人しか呟いてなかったw
何も知らずにあれを観れた幸せ。
線は、僕を描く
今年の邦画No.1
原作からのアレンジも水墨画の見せ方も何から何まで本当に見事。
ケイコ 目を澄ませて
絶対に映画館で観るべきミニマムな傑作。
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
風前の灯火だった3D映画を「やっぱりすげぇな」と思わせてくれたジェームズ・キャメロン。
正直ストーリーはあまり乗れず「映画としてはどうなんだ?」と思わないでもないのだが、そんな疑問を軽々と吹き飛ばす映像美。
バルド、偽りの記録と一握りの真実
もし映画館で観ていたら『NOPE/ノープ』と並んで(もしかしたら超えて)今年ベストだったかもしれない。
素晴らしい撮影・ショットの連続に惚れ惚れ。
アシュカル
こういう「普通に劇場公開されたら自力では気付けなそう」な作品を観れるのが映画祭の醍醐味。
あの廃墟ビルはマジで妖しくて美しかった…
日本公開は未定。
イニシェリン島の精霊
現在海外で今年を代表する映画として大絶賛されている1本。
終始不穏なんだけど何か笑えるところもある極上の会話劇。
日本では2023年1月27日(金)公開予定。
こうやって10本+αを並べてみると特に洋画に関してはストーリーよりも映像(撮影)重視で選ぶ傾向が顕著ですねw
来年も良い映画に出会えますように。